2016年5月30日月曜日

ARRIVAL

もし私が、新しい土地に動く時、この本を思い出そう。
この、字の無い、絵だけで物語る、リアリティのある、この絵本を。

『アライバル』
ショーン・タン作






もし私が、私には家族がいるんだって強く想いたくなる時も。



もし私が、家族を置いて先にどこかに行く時も。



もし私が、少しの言葉と、ちょっとの勇気と、伝えたい想いがあれば、言葉は届くと思い出したくなった時も。




もし私が、孤独から抜けたい時も。


もし私が、人は独りで生きて行くことがしんどいんだってことが、自分だけじゃなくて、いつの時代も世界中の誰だって同じだと、確認したい時も。



もし私が、人にはみんな、忘れたくても忘れられない、思い出したくないような、そんな過去があるんだってことを忘れそうな時も。 




もし私が、子供の適応力を信じたい時も。










ショーン・タンが教えてくれた、新天地を求める覚悟や苦難や希望。
それは、自分の人生にも、うんと、当てはまるじゃないか。

いつの時代も、どこの世界に住む人も、私も。
希望を求めて生きている。




2016年5月20日金曜日

ストライダーレースinツインリンク茂木

続けて行くぜ、ストライダーレースの備忘録。
3年連続の参戦となりました、ツインリンク茂木でのエンジョイカップ。
初めてのレースは2歳だったね。
今年は4歳の部。

茂木は遠い。
2歳レースは3時50分、3歳レースは5時に出発、いずれもTadaさんの運転の車に乗せてもらってた。
4歳レースの今年は、マイカーがあるので現地集合、我が家は8時半に出発。

気持ちの良いドライブだ。
日付は4月24日、ほぼGW。
水戸北ICを下りると、山里を走ることとなる。
3年目のGW前の茂木、変わらぬ風景。
田植えを待つばかりの水の張った田んぼ、渡って来たばかりであろうツバメ達、色とりどりのサツキツツジ、気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼり、ポヤポヤ淡い新緑。


ツインリンク茂木に到着。
FJ達と合流して、まずはひと遊び。

今回は"ストライダーサンクスデー"というイベントデー。
会場には、アスレチックゾーンがあったり、バンプジャムがあったり、レース以外に様々なプログラムが用意されていたよ。
楽しい楽しい。

おやおや?? どうしたFJ??
女の子とカッチンコ、からの、みんなに囲まれて泣き始めて、からの、大泣き。
これはですね、ブロックコースで年上と見られる女の子とたまたまかちあってしまい、「どいて」と言われてどく羽目になった悔しさと男のプライドが、涙を流させたわけですな。
ふたりとも、どうしても自分の決めた道を行きたかったんだよね。
「どいて」というセリフに、もういっちょ、「ありがとう」があったなら、「ありがとう」を言える気持ちのある「どいて」だったなら、FJも泣くことはなかったよね。

顛末が済むまで親達は遠くから傍観、介入せず、一部始終を見守り、事が終わった上で、気持ちに寄り添う、なーのだ。


さぁ、遊びはおしまい。
気を取り直して、4歳の部、試走タイム。

試走が終わると予選レース。

FJもGoedも、残念ながら予選では勝ち残れず、敗者復活戦のステージへ。

なんだかふたり、楽しそうにレースにのぞんでおります。
それでいい、それでいいよ。


敗者復活戦は、並んだ順にヒートが決まる。
本来ならば、同じチームメイトを同じヒートに組むのは有り得ないけれど、私達大人は考えた。

準決勝に上がることよりも、楽しく走ることを優先しようと。
つまり、ふたりを同じヒートに出させるということ。
ふたり一緒なら、相乗効果が生まれるのを知っているから。

結果、FJ、接戦を競り勝ち5位!!
Goed、なんと3位!!

Goedは自分が3位だということを自覚しながらのゴールイン。
「Goed、さんばんめーっ!!」
順位を気にしたこと、これ、レースだね、レースに参加したんだね!!

実はFJ、ゴールしてきてGoedが浮かれていた脇に停車した時の表情に、自分は順位がふるわなかったと思い込んでる節が、みてとれた。
それだって、レースだね、レースに参加したんだよ!!
でもね、5位争いの接戦を競り勝った走り、カッコよかったよ!!

2位以上じゃないと準決勝には勝ち上がれないから、ふたりのレースはこれにて、終了。
でも、なにしろよかった、何につけても、よかったよ。


あとは、今日と言う日を楽しもう!!
綱引きなんていう、イベントもあったよ。

妻が夫を労わる姿がほほえましい。
「ちょっと、普段ここの筋肉使わないんだから、無理しないでよっ!!」
「帰りの運転、できない、じゃ困るのよーっ!!」

子供達も一生懸命綱を引く。


茂木で何が楽しかったかって??
FJもGoedも、コレ、"パンプジャム"!!
エンドレスにやってたね。



「ヒャッホーッ!!」
ふたりとも、声をあげながら駆け抜けてゆく。

ストライダー、今後はこうやって楽しんでいくのも、いいね。

二人乗りのストライダーなんて、初めて見たね。
前になり後ろになり、漕いでましたが、なにしろ息の合わないふたりです。
ハンモックはユラユラ気持ちいいのではありますが、Goedにはこの後、予想通りの悲劇が訪れる。


随分遊びました。
レースも楽しかった、ストライダーもイベントも楽しかった。
気付けばお腹、空いてます。
ツインリンク茂木の屋台は魅力的なものが多く、そそるのだ。
私は45cmロングのフランクフルト、いきまーす。

子供達はおやつもそこそこに、まだまだ遊ぶ。

いよいよ帰りますよ。
帰ると言っても、駐車場までが、これまた遠い。
そんな距離ももろともせず、FJとGoedの元気いっぱい遊びながら向かう姿が、頼もしいものだ。

駐車場で解散。
お疲れ様でした、Tadaさん、Fちゃん、Kamちゃん、そしてFJ!!

私達、これから、納豆、買いに行きます。
そう、納豆。
小一時間走ります。

帰り道に水戸で納豆を買おうという話が膨らみ過ぎて、たまたま見つけてしまった旨いと評判の納豆屋を目指して、常陸大宮まで北上することに。

行ってよかった。
ここ"丸真食品"さん、ほとんどの商品をお茶と共に試食をさせてくれる。
「あっ、うまい!!」
「うん、おいしいねぇ」
提供される度に、グルメレポーターもビックリしそうなコメント続出させるGoedに、来てよかった、思うのであった。
数々食べた商品の中でも、Goedのお気に入りは"黒船"。
黒大豆なのでもちろん大豆の色は黒。
これが一番おいしかったんだって。
「よるごはんは、くろふね、だよ」
翌日、しっかりと念を押されました。

スーパーマーケットにも寄った。
変わった水戸納豆がないかなって期待を胸に抱きつつ。
撃沈。

納豆探しのドライブも、良き思い出。
寄り道。
ストライダーレースに出場するからこそ味わえるオプション。

ありがとGoed、元気でいてくれて。
ありがとSatocchi、寄り道を一緒に楽しんでくれて。
さぁ、おうちにかえろ。