更に喰い付かせて、自分の時間を少しでも捻出しようと、私、こう言った。
「気になるページがあったら、教えてね。、じ~っくり読むんだよ~」
するとGoed、とあるページを開いてやって来た。
「これ、きになるんだよね」
電車のキャラ弁のページだ。
ねぇ、Goed、知ってる?
知らないかもしれないから、教えてあげるね。
お母さんは、かなりのぶきっちょ、不器用、センスなし。
小学生の頃、女の子の絵が描けないことが、コンプレックスだったのよ。
パッと見てすぐに新幹線のはやぶさだってわかるようなおにぎり、私に作れるわけがないでしょ。
「おひるごはん、おにぎりがいい!! でんしゃのおにぎりがいい!! akkoさん、作って!!」
しつこく言い始めた。
「電車は作れないけど、お顔ならできるかも、それでいい?」
「うん、いいよ」
冷蔵庫に会った佃煮と、通天閣のカット海苔の余っちゃった枠の海苔で、こんなんできました。
私には最高傑作。
タイトル"男と女"。
「これじゃないっ!!」
って言われるかと思いきや、
「かわいい~、すごーい!!」
って喜ぶGoed。
へっ???
変な奴。
夜、パパにもこの写真、自慢げに見せてたっけ。
母がセンスなしなら、子もセンスなしってことか。
幼稚園で週に2回お弁当。
キャラ弁なんて作れないけど、この時、ハードルが低いことを知る。
「akkoさん、ウルトラマン描いて~」
出た…。
アンパンマンも描けない私に何を言うんだ、この子は。
まぁ、いいや、適当に描いてみよう。
小学生の頃の写生大会を思い出しながら、ウルトラマンのフィギュアを見ながら描いてゆく。
「すごーいっ」
やっぱり、この子、変な奴。
「でも、だめ」
あ、やっぱり、正常な神経してましたな。
線が足りない、色が違う、などと、修正を依頼され描き終えてみれば、
「akkoさん、すごい、かんぺき」
コ、コレガ、カンペキナノデスカ?!
やっぱり、母の美的センスの無さは息子にしっかりと受け継がれいるようです。
遺伝子、万歳!!
キミにしかないキミだけの持ち味を、どこかに見つけてくれたまえ。
気持ちを素直に表せる方法を、何か見つけてくれたまえ。
それが、絵でなくてもいい。
それが、絵であってもよかったけれど、それは、なさそうだねぇ。
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