"海辺つくり研究会"というNPO団体が主催をしているこの企画、Satocchiの会社がこの活動を応援していて、Satocchiがスタッフであることをいいことに、家族参加。
「昔のような自然や海辺を取り戻し、自然と人との良好な関係を再び作り上げていくことが、21世紀に美しい日本を残していく使命をもった日本人全体の課題の一つであると考えます。」
そんな理念を持つ"海辺つくり研究会"には、木村尚(きむらたかし)さんがいらっしゃって、鉄腕ダッシュのダッシュ海岸のアドバイザー役で出演中。
Goedにとっては、「アマモのきむらさん」。
木村さん達の主催しているアマモの養殖や、ワカメの養殖に参加していることが、実は環境改善に繋がっているんだとわかる日が来るように、親である私達も、息子に唱えていかないとね。
さてさて、『夢ワカメ・ワークショップ』。
活動は11月と2月の2回。
11月は、ワカメの苗の植え付け。
2月は、収穫。
その備忘録。
まずは、ワカメの苗の植え付けをした11月28日。
場所はみなとみらい、臨港パーク。
参加者が、ロープに苗を巻き付けて、海の中に設置された養殖場にダイバーさんが固定してくれる、という手順。
開会式に来てくれたのは、横浜インターコンチネンタルホテル総料理長。
毎年ワカメ収穫後の2月に、そのワカメと、東京湾で収穫される食材を使った親子料理教室を、指導してくれているそうだ。
参加資格の小学生まで、Goedあと2年!!
参加できる日が待ち遠しい。
この日もいつものように、パパのお仕事に入り込むGoed。
頼んでもないのに仕事を見つけるわけで、今日は、ビブスを配る係を勝手に作る。
なんのチェックなんだか、忙しそうにチェックもかかさない。
本日のメイン、ワカメの苗の植え付けは、まずはプラバン作りでスタート。
これが目印になるからね。
こんなにおっきかったプラバンが、トースターで熱せられて、こんなにちっちゃくなりました。
そして、手のひらサイズの苗を、ロープに巻きつける作業。
スタッフの方が、手伝ってくれます。
2か月後…。
1月30日。
今日はワカメの収穫日。
あの時のワカメ、どうなったかな。
天気予報では雪なんて出たけど、小雨に留まり、集合時間の10時にはやんだ。
相変わらずお手伝いをやりたがるGoedは、まるでスタッフ。
Satocchiの手となり足となってる、つもり。
冷たい海にダイバーさんが潜り、養殖場からワカメを引き上げてくれる。
どんどんどんどん、引き上がる。
おぉ!!
すごいぞワカメ、増えてるワカメ!!
引き上がったワカメの束を、よーく観察。
すると…。
写真でわかるのは、あの日結んだプレートだけだけど。
写真でわからないのは、ワレカラという足のような生き物やちっちゃなエビちゃん達がいること。
2ヶ月の間に成長したのは、ワカメの成育だけではなく、それに伴って、海の生態系や環境も成長していたわけだ。
我が家のワカメ、じゃっじゃーん。
ひとつが約3kg。
本当はGoedの分もあるから、全部で9.5kgの収穫です。
2ヶ月前にロープにくくりつけてた苗は、こんなにちっちゃかったのに、たった2ヶ月で、大人の背丈を越えちゃうわ、3kg越えちゃうわ、凄まじい生命力。
それはそうと、さ、ぶ、い。
すこぶる寒い!!
久しぶりに、足の指がかじかむ感覚を味わった。
Satocchiが魔法瓶に入れてくれた紅茶が身に沁みる。
Goedでさえ、ひたすら紅茶飲んで、あったまろうとしてる。
でも、ようやく12時を迎え、いよいよお待ちかねの「ワカメのお味噌汁」配布時間。
我が家族、みんな、お代わりに並ぶ。
ワカメが、旨い!!
新鮮だから、シャキシャキ!!
Goedも一人でお代わりに行って、帰ってきたっけ。
私達日本人は、このように、いつでもどこでも海産物の摂取が可能な民族で、ヨード欠乏症になる人は少ないのだが、ミャンマーのような、海のない国の人々は、そうもいかない。
ヨードが不足すると、機能性・発達性障害等の健康被害が起こる。
そこで、ワカメ寄付だ。
この日、NGO 団体"地球市民 act"が、ミャンマーの山岳地帯の人々へのワカメ寄付の募集をしていたから、我が家ももちろん、ワカメ、寄付。
帰宅後の我が家は、まるでワカメ加工場。
Satocchiが9.5kg程のワカメを洗いまくる。
お湯が使えないから水ですよ、真冬の水道水。
我慢強い人ですわ。
洗い終わったワカメは台所に移動。
今度は私が、茹でて冷水に取り、水を切ったら塩もみ。
重石をして一晩水切り。
一晩経って、再度水洗いをして塩もみ。
重石をしてもう一晩水切り。
最後に塩を揉みこんで、塩蔵ワカメの出来上がり~!!
当日、洗っただけの採りたてのワカメは、Satocchiシェフが調理。
Goedは喜んでアシスタント。
黒っぽいワカメが、熱せられると緑色に変わるのがおもしろいんだよね。
あっという間に、できあがりました。
①メカブ納豆ごはん
②ワカメ玉ねぎサラダ
③ワカメ巾着
④ワカメと竹輪と炒め煮
ご近所にも配る。
ワカメがポテトチップスやかわいいお菓子に変わり、御近所物々交換。
近所の海で育った海産物を食す。
これって、日本の良さ。
海がきれいであればあるほど、もっともっと、たくさんの海産物が食べれるんだよね。
戻ってこい、きれいな海。
きれいな海を戻さなくっちゃ、21世紀の私達。
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