2015年1月21日水曜日

自転車復活


オランダに渡って、自転車選びを最優先の仕事にした。
予算とスタイルで、このラインナップの中から選ぶことにした。

これが私の相棒。
色はレモンイエロー。
コンテナボックスを前かごにして、造花で飾り付け。

ハンドブレーキは無し、フットブレーキのみ。
ギア無し。

ほぼ真っ平らな土地であり、どこにも自転車専用道路が敷かれ、人よりも自転車が優先と言う交通ルール。
フットブレーキで物足りないと思ったことはなく、ギヤ要らず。
慣れてくると、その一体感が心地よくなった。

fiets.

本当によく乗り回したわぁ。
地図さえあれば、どこへでも行ける気がしてた。
日本と違って、どんな短い路地にも必ず通りの名前が付いているから、私の持ち歩き用の地図で、索引ページで通り名を検索すれば、確実に素早く場所がわかる。

オランダにはサイクリングルートが張り巡らされていて、私ももれなく、友達と連れだってサイクリングしたものだ。

どこを走っても絵になる国だけれど、このサイクリングルートはほんと、オランダのいいトコ取り。

オランダは果てしなく真っ平らな土地。
故に、肉体をいじめる感覚は微塵もなく、40km程度なら、案外走れてしまうのであった。

そうそう、自転車はよーく盗まれる。
だから、頑丈な鍵での管理は必須。


日本に本帰国する時は、近所の自転車屋さんでハンドブレーキを装着してもらった。
坂道も多いし、人と自転車と車が同じ道を走り、しかも狭いもんね。
それから、ママチャリではあまり見かけない大きなタイヤのスペアを購入。

船便で送った。
あんなに乗り回していたレモンイエローの相棒は、ベランダで、3年10ヶ月もの沈黙をさせられていた。

が。

その長い沈黙を破り、遂に復活!!
去年の年末のこと、12月28日

近所の自転車屋さんに運び込む。

後ろタイヤはスタンドのお陰で空気が抜けただけで済んだけど、前タイヤは3年以上使わず地面に接していたため劣化。
買っておいたタイヤに交換してもらう。

夕方電話がかかってくる。
「修理終わりました~」

Goedと取りに行くと、まばゆい雄姿がそこにあった。
おかえり、私の相棒!!
でも、まだ不完全、カゴは後日、結束バンドで取り付けだ。


家路につく。
乗りたい衝動に駆られる。
「ごめん、お母さん、自転車に乗ってもいい?」

Goed、ずっと走る。
私、ずっと、久しぶりの乗り心地にルンルン。
ハンドブレーキあれど、やっぱりフットブレーキが体にシミついてる。

後日。
不完全な姿を完全にする作業。

カゴの取り付けだ。
カゴがおっきくて駐輪場のスペースにハマらなくなったけど、なんとかしてます。


おかえりなさい、私の自転車。
Welkom thuis, mijn fiets☺





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