弱虫少年ラチに、ある日ちっちゃいけどいつも味方になってくれるライオンが現れた。
最強の見方を得たラチは、弱虫なんかじゃなくなっていた。
弱虫なんかじゃなくなったラチは、いつしか、ライオンがいなくったって、もはや弱虫なんかじゃなくなっていた。
その時、ライオンは消えたのだった。
ラチにはライオンという姿が見えたのだけど、
きっと普通の人には、それは姿無き、"勇気"だったり"思い切り"だったりするんじゃないかな。
勇気や思い切りで、壁を乗り越えると、自信と新たな世界が広がるんだよね。
"為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり"
米沢藩主、上杉鷹山公の名言そのものを絵本にしたようだ。
やれはできる、やらなきゃ何も始まらない、できないのはやろうとしてないだけだ。
勇気が出なくてウジウジ一歩を踏み出せない時、ポケットにラチをそっと忍ばせてみようかな。
ちなみに、弱虫少年っぽさを引き立てるラチの服がとってもキュート。
作者のマレーク・ベロニカはハンガリー生まれ。
東欧のかわいさかな。
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