うさぎさんの緑色のマント、赤いリボンでとってもかわいい。
雪の日、お腹をすかせた動物達が、友達のことも案じて起こる、ちっちゃな奇跡。
このお話、中国の絵本で、実話が基になってるんだって。
ちょっと抜粋拝借。
中国の絵本『夢ト回来了』(1955)の日本語訳。 後に翻訳した松居さんが、作者の方軼羣(フアン・イーチュン)さんに聞いた話によれば、朝鮮戦争の際に慰問団の贈ったひと籠のリンゴが、めぐりめぐって慰問団に戻ってきてしまったという実話を基に、苦しい戦争を「寒さ」「お腹がすく」という設定に、登場人物は動物に変更し、昔話のぐるぐる話の形式を取り入れた創作であるという。
自分が苦しい時は他人も苦しいんだってこと、肝に銘じておこう。
そしてその時どんな行動が取れるかな。
人を思いやる心、まずは私が持たないと。
Goedになにも言えねぇ、なぁ。
お腹をすかせたこうさぎさん、
カブをふたつ
見つけたよ。
ひとつは食べた。
おなかをすかせた友達に、ひとつは分けてあげようと、
ろばのおうちに置いてった。
おなかをすかせたろばさんは、
食べ物探しにでかけてた。
お芋を見つけてかえったよ。
帰ってくると
テーブルの上にカブひとつ。
自分はおなか、いっぱいさ。
おなかをすかせた友達に、かぶを分けてあげましょう。
やさしいろばさん、やぎさんち。
やさしいやぎさん、
しかさんち。
やさしいしかさん、
こうさぎさんち。
とうとうカブは一回り。
こうさぎ起きたらびっくりだ。
でもちょっと考えわかったよ。
「ともだちがわざわざ持ってきてくれたんだ」って。
どうでしょう、この信頼関係とひとりひとりの思いやり。
ひもじさの中において、他人を思いやることができる心。
それが理解できる信頼関係。
こういう仲間に囲まれて生活できたらなんて幸せなんだろう。
でもそうなりたいなら、まずは自分から、だよね。
近づきたいね、こうさぎの世界に。
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