2016年5月16日月曜日

少年野球の体験入部物語

「かんとくとか、コーチとか、おにいちゃんのゆうこときいて、つつごうみたいに、ホームラン、うつ!!」
「ワクワクするー!!」
「あさ、やきゅうのれんしゅう、するー!!」


5月13日快晴、ナイターのハマスタ。
阪神戦のベイスターズを応援しながら、自身の翌日の少年野球チームの体験入部の意気込みを語るGoed。
よっぽどワクワクするんだね。
何度も言ってたね。

観戦日は必ずと言っていいほど雨に当たる我が家。
この日は珍しく、雨具は持参せず。
やっぱりいいね、降水確率ゼロ。
ビールも旨い!!

今日は、ベイスターズのキッズグローブの初登板。

そしてこの日は外野席に近い内野席。
応援団に近い。
私達も応援に熱が入ります。

熱の入る試合になってるのは、1塁側内野席、つまりホーム側のタイガースファンとベイスターズファンがぶつかって、警備員が出動したことでもわかること。


試合結果は、3-2で敗戦。
8回裏1アウト1.2塁勝ち越しのチャンスに、4番筒香、5番ロペスが三振で倒れるという悪夢のような失態も、山下の捕球ミスも、クローザーの山崎がホームランを浴びて敗戦投手になったシーンも、Goedには見せたくなかったわ。
いや、こういうことも必要か。

それでも、Goedは試合を楽しみ、翌日の体験入部にワクワクし、ベイスターズのプレイに自分を重ねておりました。




翌朝は、起きた途端、すぐにパパを野球の練習に誘う。
体験入部は午後からなので大丈夫よ、行ってらっしゃい!!

結構ミートするようになってたらしく、誇らしげに帰宅。
玄関を開けたところでパチリ。

そしていよいよグラウンドへ。
ところが、入口を入ると歩みが遅くなる。
緊張し始めたようだ。
友達のお母さんのEちゃんが駆け寄って来てくれて、ようやく心もほぐれた模様。



始まってしまえばコッチのモノ。
やる気満々で練習に参加。

この日の体験入部は、年中さん2人、年長さん4人、1年生1人だったかな、女子も男子もみんなのあどけなさが、かわいい。
とはいえ、このまま入部していくと数年後には、チームメイトであり仲間でありライバルになるのかなと思うと、Goedが押し潰れそうな想いをする時に、動じるような母でいてはいけないと身を引き締める思いに早くも駆られ、私こそが体験入部。

練習の方は、コーチと4年生までの先輩達が、体操、捕球、送球、打撃、走塁、一通りを優しく楽しく教えてくれました。

腰を落として捕球、何度もトンネルしつつ、投げる時は比較的まっすぐ相手に返せたね。

スタンドティーに乗ったボールを打ち一塁に走る練習は、かする時もあったけどミートする時もあり、打ったら全速力で走ること、守れてたね。

打撃用ヘルメットをかぶれたことも、何かスペシャル感があるんだろうね、Goedだけではなくみんな、嬉しそうにかぶってたのがかわいかった。





他の子のプレイも興味深く見てたし、帽子やボールを落とした子には拾ってあげてた。
ちっちゃいことだけど、こういうことが、チームプレイの基本だ、忘れないでね。

これから、チームメイトとはいえ、ライバル意識が出てきたり価値観が合わなくて喧嘩になったり、一生懸命になり過ぎて周りを見なくなったりと、失って気付いて、気付いて成長して、成長しても成長してもまだまだ成長しなくちゃいけないことはたくさんあってさ。
チームプレイって、人生に似てるのさ。


最後はお兄ちゃん達の後を追いかけながらのランニング。
総監督からのご挨拶、おみやげを頂いて解散。

「またきたいっ!!」
「もっとやりたい、あしたもくる??」
「おうちかえったら、やきゅう、れんしゅうしよう」

いやぁ、家に帰ったらちょっとおやつタイムしながらゆっくりしたいよぉ。
勘弁してくれぇ。

正直、こんなにも"練習"を楽しむとは思わなかった。
さぁ、どうしようかね。
年中だけど、入部は可能だそうだ。
1年に数回の体験会だけに参加して、本入部は1年生からというのもありのようだ。

こんな、ヘルメット姿でバットをしゃがんで取ろうとする姿も、私には新鮮で、うれしい姿だった、ほんとに。




そして翌日も、"大磯市"から帰ってくると、すかさず野球をしたがり、パパを外にと誘い出す。

私も途中から合流。

腰を落として捕球をしようとする姿に、野球への淡い情熱が感じられ、うれしい限り。
どんどん成長できる時期だね。

ところでこの丁度いい硬さのボール、いつ買ったの、Satocchi???

ハマスタで偶然写した白崎選手の捕球のポスター。
ちょっとおっきくしてトイレにでも貼っておこうかな。
イメトレ大事よね。

そして練習から帰ってくると、まだ練習が物足りなさそうに、投球フォームをしながらこう言う。

「ヤスアキみたいに、はやいたま、なげたいんだよなー、ビューンって」

少年は、とことん大胆な大志、抱いていいと、思います。


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