2ヶ月前の11月26日、海に入れたあの3㎝位のちっちゃな苗、どんだけ大きくなったかな。
ダイバーさんが、引き揚げるよ。
どれどれ??
うわぁ、すっごーい!!
しっかりと育ってる!!
あのちっちゃな苗が、こんなになったーっ!!
すぐそこのインターコンチネンタルのレストランチームも嬉しそうに記念写真撮ってるよ。
長細い帽子をかぶった人は、有名なシェフさん。
ワカメを使ったお料理教室とか開くんだって。
我が家のふたつの苗もこんなに立派に成長したよ。
生き物だからね、モノによって、場所によって、成育が違うんだって。
パパが「取ったりーっ!!」ってな具合に持ち上げてるのも、うちにもらってきたから、今年も9kgほどの収穫だ。
海のないミャンマーでは、子供達がミネラルやヨードが不足がち。
なので、このワカメを寄付すれば、健康に役に立ててもらうことができるんだって。
うちも微力ながら、ミャンマーの子供達に寄付してきたよ。
ここで、なんでワカメを育てることをがんばるのかって話。
工場や一般家庭から、汚い水が海に流れ込むせいで、窒素やリンが増える。
すると、赤潮等が発生しちゃう。
二酸化炭素が増えて酸素が少なくなるという現象もあるから、青潮も発生しちゃうんだって。
そこで、海藻だ!!
海藻は、リンや窒素を吸収して成長するし、光合成をするのに二酸化炭素を吸って酸素を吐くからね、海水が浄化されるってわけなんだ。
それでもって栄養もたっぷりでしょう。
えらいぞ、ワカメ、ゴーゴー、ワカメ!!
ミャンマーにワカメを送ってくれるNPO団体が、タイラーメンを作ってくれるよ。
これがすっごい人気。
常に行列だったね。
オイラも食べた、ナンプラーが効いてて美味しかったよ。
もちろんワカメ入りさ。
主催者のみなさんは、ワカメの味噌汁を振る舞ってくれたよ。
すっごくおいしい♪
採れたてワカメ、歯ごたえあるんだね。
パパもお弁当やあったかい紅茶を作ってくれてきたり、椅子も用意してくれたから、快適快適。
おうちに帰ると、パパはお風呂場で洗う作業、akkoさんはお勝手で茹でたり塩で揉んだりする作業に没頭。
お湯じゃ洗えないから、パパおてて、冷たいでしょ…。
お塩、全部で2kg使用。
どんどんワカメの嵩が減って行く。
一晩重石して更に水分を出すよ。
ワカメにはたっくさん、ワレカラが付いてる。
ちっちゃなエビちゃんね。
洗っても洗っても、まだまだ残ってる。
ワレカラって、割殻って書くんだって。
あの枕草子にも出てくるらしいってんだから、平安時代から親しまれてたんだね。
「ワレカラ食わぬ上人なし」ってことわざだってあるんだって。
どんな偉いお坊さんだって、ワカメを食べる時にはどうしたってワレカラを食べて殺生しちゃってるんだよーっ、だから完璧なんてないんだよーって意味だって。
メカブも採れたよ。
メカブは細かく叩いて納豆に入れたり、胡麻とマヨネーズで会えたりして、美味しく頂きました。
ワカメは、色の変化が見れて楽しいからって、しゃぶしゃぶを用意してくれたよ。
翌日よーく水分が抜けたところで、御近所さんやお世話になってる人に配る様に、小分けにして作業終了。
環境のことを考えて、健康と栄養のことを考えて、手作りを楽しんで。
ワカメにいろんなこと、教えてもらったよ。
ありがとう、ワカメちゃん。
0 件のコメント:
コメントを投稿