2013年8月30日金曜日

アチキの眼鏡で読む絵本

絵本は字が少ない。
絵と、少ない文字で読者にインパクトと感動と想像を与える。

読者とは、主に子供。
計り知れない想像力を持つ子供には叶わないけど、私だって絵本を楽しみたい。
楽しめる人でいたい。

でも、時々、大人な私、読み終わると感じる疑問。
「結局、作者は何が言いたかったんだろ」

作者だって、私と同じ、大人という生き物ですからね。
きっと、いくら無邪気な作者であったって、"意図"ってものを込めるはずでしょう。

でも思うのです。
その"意図"を読み取れなくてもいい、作者からしたら、
「えっ、そんな風に解釈したの?!」
「えっ、そこに目が行く?!」
で、いいと思うのです。

だから、私も絵本を読み取る。
大人だから、子供のように無心で無邪気には読めないけど、
自分らしく、自分の経験値なんかも交えながら、培った想像力で読み取る。
これが、おもしろい。

絵本作家さん達の心って広いんだろうなぁ。
全部を語らずして完結させる、子供達はそれを好き好きに解釈する。
時には、解釈なんかなし、話に熱中するだけかも。
私は、"桃太郎"や"シンデレラ"や"さむがりやのサンタ"から何かを学んだ気はしない。
でも確実に、頭にも心にもベッタリ残って、時々何かにリンクしたりする。

それでいいですかね。

そんな風に子育てできたら楽しそう。


"アチキの眼鏡で読む絵本"というカテゴリーを作ってみた。
絵本を自分なりに楽しんだ記録のスペース。

アチキは、我が家の生活をリビングで見守ってる熊さんの名前。
イギリスのコッツウォルズはBourton-on-the-Water出身。
(町のおもちゃ屋さんの隅の方に置いてあったのを買った)

アチキはロシア語で、"眼鏡"。

アチキは本を読む熊さん。



アチキの眼鏡で読む絵本。
はじまりはじまり。

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