本当に負けん気が強く、それはそれは、私を困らせる。
独楽が回せず何度もチャレンジするもできず、泣いて怒る。
ストライダーやカケッコで負けると、泣いて怒る。
エレベーターのボタンを先に押されると、泣いて怒る。
神経衰弱で、めくるカードを間違え続けるとテンションが下がり、怒って部屋を出てゆく。
みんなと遊ぼうと思ったキッズスペースがイベントで使えなくて、泣いて怒る。
先頭とセンターポジションを取るためには、相手をどかす。
服を脱げなかったり、ボタンができないと、イライラして半べそで怒ってる。
体をどこかにぶつけて痛いとき、ぶつかった箇所を叩きながら怒ってる。
怒っている時は、地団太を踏んで、地球と闘ってる。
そんな息子を、ただの負けず嫌いで済まそうだなんて、我が子ながら到底思えない。
だって時に、それで相手に喰ってかかったり、空気を悪くしたり、人としてどうなのっていう行動を取ったりするんだもん。
3歳だからって、許してはおけないことをしたりするんだもん。
どうにかならないかな、この沸点の低さって、常日頃、思ってる。
私の沸点の低さも天下一品だったわ、息子のこと言えた義理ではございませんですな、はい。
そんな時に、何気に読んだ『PHPのびのび子育て 2015年1月号』という、ちっちゃな冊子。
なんだか、タメになること多くって、ここに備忘録。
「何かができるようになる過程に失敗はつきものです」
ふむふむ、この出だし、気になるわぁ。
どんな話が膨らんでいくんだろう。
「赤ちゃんの頃は、何か失敗しても抱きしめられたり、休んだりすることで気持ちを立て直すことができたが、少し大きくなって、複雑な感情を持ち、取り組む課題が簡単にはいかなくなると、気持ちの立て直しも難しくなってきます」
んだんだ、今まさに、そこんとこ、母も息子も葛藤中。
そんでそんでなんだって?
「子どもが自信をなくす4つのきっかけ」
①思うような結果が出ない
②人に認めてもらえない
③過剰な手出し口出しをされる
④自分にとっての成功・達成を笑われる
今Goedが一番闘っている問題は、①。
②から④は、これからでしょうな、どちらかというと、私自身の子どもの頃の苦い思い出達かも。
「子どもが困っている時、お母さんのかける言葉が大切。この時の母親の言葉がけは、やがて子どもが自分自身を奮い立たせる時のモデルとなり、親子の関係にも大きな影響を与える。」
だなだな、私と母の関係を思い起こすと、ココがキーだよな。
逞しくは育ててもらったかもしれないけど、かなりドライな関係の出来上がり。
自分自身を奮い立たせる方法は、あ、そっか、私の場合、父親に学んだのかも!!
ここからは、「復活の呪文」なる、言葉がけの方法です。
「つらかったね」
自信をなくす・落ち込むといった経験は、感情のコントロールを学ぶ上で必要不可欠な痛み。
痛みを回避させようとする親の「欲」は、子供から痛みを学ぶ機会を奪うことになる。
まずは後ろ向きな気持ちを受け止め、寄り添うことから始めよう。
↓
「ここまでできたね」
できた部分ややったこと自体に注目。
その目的は、褒めたり機嫌を取ることではなく、子供自身が「自分にはできることがある」と
気付くように仕向けること。
客観的な事実を指摘する。
↓
「何度も挑戦して、すごいなぁ」
事実を認めたら、次が気持ちの部分。
親が子供に対して抱いている肯定的な気持ちを述べる。
↓
「どういうふうにやりたいの?」
子供自身が抱いているイメージを聞き出す。
実際には実現不可能な部分があるかもしれないが、受け止めよう。
子供の好きなキャラクターがいいモデルになるかもしれない。
↓
「じゃあ、次に何する?」
次にできる小さなことを考えよう。
それができたら「ひとつ成功した」と自信を持つことができる。
3歳~5歳だと、かなり難しい質問かもしれないので、場合によっては提案してもよい。
↓
「・・・・・」
あまり反応が良くない時は、いったん止め、子供が自主的に向かうまで無理をさせずにそっとする。
「あまり深追いしないという愛情」を示そう。
ふむふむ、この手順、自然とできるようになると、母も子もお互いに楽になるかもしれないなぁと思いつつ、Goedの場合、逆上している場合が多いので聞く耳を持つかどうだか…。
この復活の呪文以外にも、共感したり感心したりするページが続々!!
「子どもの気持ちを重視しようと心掛けてはいても、子どもがいつまでもグズっていると、声を荒げてしまうこともあります。軸がぶれたことに気づいたら、素直に謝り、子どもの気持ちをフォローしてください。子育ては試行錯誤と軌道修正の連続です。」
私、「あぁ、やっちまった言っちまった…」ってことが多くって後悔が多く、時に、取り返しのつかない言動だったかもと冷汗をかくことも。
でも、この文章に救われても、いいでしょうか。
「子育てが辛いなぁと感じているお母さん達がよくかけているメガネ」
・私ばっかりメガネ
・なんでできないのメガネ
・どうせ私なんかメガネ
「次のメガネをちょっと試してみてください」
・よかったメガネ
悪い出来事の中にも、小さいいいところが見えてくるメガネ。
お皿を割ったけど怪我がなくてよかった、
自分が鍛えられるいい経験ができたなど、プラス思考になれる。
・まぁいいかメガネ
うまく家事ができなくても、子どもが失敗しても、夫が家事を手伝って
くれなくても、大目に見れることができるメガネ。
人にも自分にも優しくできるようになる。
・いてくれるだけでメガネ
家族と一緒に暮らせることを、当たり前と思っていませんか。
でもこの家族ともいつかは必ず別れなければなりません。
今こうして一緒に家族と暮らせるのは、本当に奇跡のような時間なのです。
一緒に笑ったり泣いたりできるのも、そばにいてくれるからこそ。
・これがやりたいメガネ
子育て中は、確かにやるべきことはたくさんあるでしょう。
でもその隙間を縫って、自分がやりたいことだって、いくらでもできるのです。
子育て中だからと諦めることはありません。
どうしても時間がなかったら、情報を集めたりして、いずれ時間ができた時に動き出す準備を
してみましょう。
思えば私がよく、あのお母さんすてきだなって思える女性って、そんなプラス思考を持っている女性なのかもしれない。
子どもにかけてほしいメガネがあるなら、まずは母親からかけましょう、だって。
ほとんどの時間を母親と一緒にいる幼児期の子どもは、お母さんがかけているメガネをかけるようになるんだって。
『かたあしだちょうのエルフ』おのき がく作
料理研究家の杉本節子さんのお奨めの絵本が、コレ。
そうだ、この絵本は私が小学校1年生だか2年生だかの国語の教科書にあったよね!!
私も、好きだったこと、思い出した。
早速図書館に予約、ポチっ。
「こどもとスローな旅に出よう」
旅といっても予定を詰め込んだものではなく、暮らすように過ごすスローな旅。
日常を飛び出せば、ルーチンに頼らない「生きる力」が必要になります。喜びやピンチを共有することで、親子で鮮やかな体験ができ、お互いの成長を実感できるはずです。
はい、私、かなり早い段階で、Satocchiが出張でいない時とか夏休みとか、Goedとふたり、旅に出たいと考えておりました。
やはり、そういうものですよね、では、いざ!!
『病気がくれたプレゼント』大阪市在住の吉村さんの投稿
(かなり端折ります、ごめんなさい)
待望の赤ちゃんは一卵性双生児の男の子達。
ふたりにはそれぞれ病気があり、在宅での酸素吸入や痰の吸引などの医療行為が必要で、子育てを楽しむ余裕はなかった。
担当は母と同じ年代の看護師さんだった。
汗びっしょりになって息子達を風呂に入れてくれた。
どんなに子供達に泣かれても、いつも笑顔。
一週間ほど経った頃、その人は帰り際に紙袋を差し出した。
「ママさん、いつもご苦労様。パパさんと最近、お出かけできてないやろ。これ食べてパパさんとおうちデートしてな!」
近所の洋菓子屋さんのケーキだった。
久しぶりにケーキを食べ、久しぶりに夫婦の会話を楽しむことができた。
病気になってよかったとは思えない。
でも、病気にならなければ出会えなかった人達、知ることができなかった世界があった。
1歳を過ぎた息子さん達は次の手術を控えているのだという。
将来の不安は大きいが、この1年、後ろ向きになることなく病気と向かい合えたという。
ママさんの辛さを想うと胸が痛むが、看護師さんの思いやりと機転を、私は覚えておきたいと思った。
私もできるかな、そんなこと。
そんなことが、できる人間になりたい。
「復活の呪文」が必要な私、「いてくれるだけでメガネ」をかける練習中な私、まだまだ、母としてはもちろんのこと、人としても未熟な私です。
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