カフェでこの絵本を読みながら、多分私の顔、ずーっとニヤニヤ、もしくはニコニコしてたかも。
幼稚園に息子を送った後の私の幸せ時間は、この絵本とコーヒーの香りで上々です。
『てがみぼうやのゆくところ』
加藤晶子 作
加藤晶子さん。
経歴を見ると、おもしろいことが書いてあった。
大学で、"死生学"を学んだのだそうだ。
死生学とは「死に向き合うことで生き方を考える学問」のこと。
「大学で学んだ哲学をいつか絵本に反映させられたら」って、思っていらっしゃるんだって。
そんな加藤晶子さんの絵本、もっと読みたいって思う。
イラストも好みだし、日本とも異国ともどちらともいえない街の雰囲気もツボ。
こんな街、あったらいいなと思わせるユルイ感じにも魅かれるんだよねぇ。
配達地域の区分けは、山と、海と、隣町の3つのみ。
アイスを食べたい"てがみぼうや"にアイスをすくってあげる粋なおばさん。
かわいいでしょ☺
知らない土地で、ワクワクしながら一夜を明かすことへの共感。
夜の夜らしさ、朝の朝らしさ、その表現がまたいいんだよね。
落し物の手紙を、宛先まで送り届けようとする親切な気持ち。
汚れた封筒に、不快感どころか、どんな冒険をしてきて来たのか想いを馳せれるあったかい気持ち。
こーんな街、いいね。
こーんな気持ち、いいね。
まずは自分から、だね。
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