2016年3月24日木曜日

高尾山の天狗様に誓う

車が我が家にやって来た翌週2月7日。

アド街ック天国にも出てた、高尾山薬王院の自動車祈祷殿に参拝に行った。
というか、高尾山は私の地元。
八王子の、八王子と言えばの有名どころ。

八王子にいると、よく車の後に紅葉ステッカーを見かけるもの。
それが、高尾山薬王院のもの。

環二→16号→甲州街道と走ること1時間半、運転手はわたし。
高尾山の山頂まで散策するつもりでいたけど、八王子方面この日はなんと早朝まで雪。
16号も橋本辺りに来ると、対向車が車の上に雪を載せて走ってくるようになり、何事かと思ったらそういうこと。
高尾山の山頂と薬王院は次回へのお楽しみに取っておくことに。

高尾山は天狗様がおわす山。
天狗様は庶民の味方。
どうかどうか、私達家族を自動車事故からお守りください。
もちろんSatocchiも私も、安全運転、心掛けます。


祈祷は法螺貝に始まり法螺貝に終わる。
すごい音!!
Goedが怖がるかと思いきや、隣で神妙に聞いている。
決して雑音なんかでなく、日本人のDNAに染み入る音なんだね、きっと。


高尾山に登ることは諦めたけど、寄りたいところはちゃんと寄ります。

"TAKAO 599 MUSEUM"

2015年8月にOPENしたばかりの新しいミュージアム。
名前の「599」は、高尾山の標高。

白が基調になって天井も高く、とてもきれいで開放的なミュージアム。


"NATURE COLLECTION"

高尾山は、日本の三大昆虫生息地。
アクリル樹脂に封入された四季折々の美しい草花や、まさに今飛ぼうとするリアルな昆虫標本がズラリ。

きれいに咲いたその瞬間、羽を広げたその瞬間で時間が止まり、つぶさにその姿を見て取ることができる。
昆虫好きな男子にはたまらないミュージアムですな。




"NATURE WALL"

高尾山の象徴ブナの木のまわりに、生息する動物達のはく製が配置。


これは、むささびね。
私の故郷の恩方、恩方と言えばむささびってイメージ。
実際に見たことはないけど、私。
イタチやイノシシや猿くらいなら、見れたものです。



このブナの壁を使ってのプロジェクションマッピングもあった。
四季折々の生態をダイナミックかつユーモラスに体感できるのだ。



動植物が豊かに息づく高尾山。
雨は降る。
雨は止む。
雨は恵み。







秋が来れば
夏は終わり。
冬が来れば
秋は終わり。

命は終わらない。



ところで、なぜ高尾山にはこんなにも豊かな自然が残っているので、ショーカ。
それは、高尾山薬王院の「殺生禁断」、つまり、あらゆる殺生を厳しく戒める思想が古くからここにはあったから。

さらに戦国時代は小田原北条氏、江戸時代は徳川幕府によって保護され、明治時代は御料林、戦後は国有林となり、最近では明治の森高尾国定公園に指定されるなど、時の権力者や政府によって、様々な形で保護されてきたから。

思想と権力の下で、自然は保護されたってわけだね。
それともうひとつ。
高尾山薬王院、奈良時代の開山なのだそうですよ、すごい歴史を持っていますよ!!


"PLAY MOUNTAIN"
高尾山の起伏を再現した小さな遊びの山。
そうと知ってか知らずかせっせと遊ぶ子供達。

"599GUIDE"
大人には、高尾山に登る前に予習ができる映像を。

癒されたい女子には"599カフェ"を。

雑貨好き女子には"599ショップ"を。
オリジナルグッズがかわいくて、私もステッカーを購入よ。









自動車の交通安全祈祷に来たことのブログを書くはずが、高尾山のことを熱く書いております。

でもいよいよ高尾山の話はおしまいにして、高尾山と言えばのとろろ蕎麦の話と、実家に寄った話をチョイチョイと…。

ちなみにこの写真、ミュージアムにある木の実のプール。
こんなにたくさんの木の実に好きなだけ触っていいのです。
よくよく考えてみたら、この種類の多さったら、すごいよね?!



参道は両脇にお土産屋さんや蕎麦屋さんがズラリ。
やっぱり朝の雪で、今日の人出は少ないみたい。
今でこそすっかり解けちゃったけどね。

おもしろいマンホール発見。
隠れマンホール部の私としてはうれしい発見。
しかも、このデザインは国の無形文化財、八王子車人形だ、すぐにわかったよ。
だって、実家のすぐ近所が本拠地だもん。


お昼ご飯は"高橋屋"のとろろそばって決めてました。
樹齢150年の柿の木が、お店の天井を貫いております。
こんな寒い日は、あったかいお蕎麦がいいですな。
冷たい蕎麦をすすっているちっちゃな人が、私の前にいましたけど。


この後は私の実家へ。
従兄3人に囲まれてGoedは本領発揮。
夜ごはんは、すたみな太郎って決めてました。

怒涛の90分、セルフサービスの焼肉食べ放題はかなり忙しく、写真を撮ろうと思った時は、既に火は消えデザートタイム。

夜は更け、実家組は西へ、我が家は東へと車を走らせお別れです。


高尾山の天狗様のお守りに包まれて、我が家の車は無事に帰宅を果たしましたとさ。
めでたしめでたし、おしまい。


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