ベビーカーに乗りたがるようになったこと

「ねむくなっちゃったんだけど」
ベビーカーに乗り込んだGoedが、そうつぶやいた。

「へっ???」「へぇ～」
両親は顔を見合わせた。

散々遊んでベビーカー置き場に戻って来るや否や、「ベビーカー、乗る」っと言って乗り込み、すぐのことだった。
モノの見事に即寝。

Goed、3歳が目前の、2歳11ヵ月。

随分と、自分の睡魔に素直になったもんだ。
寝てしまうことが、プライドにかけて許せなかった彼は、睡魔クンと仲良くなったようだ。


ベビーカーに乗りたがるのは、実は、眠たいからという理由だけではないのです。
最近は、いつでももっぱら、ベビーカーに乗りたがるGoed。
もはや、歩いて走って疲れるより、ベビーカーがあるなら乗ってラクしたいという知恵がついたみたい。
だよね、もう3歳は目前だもん。


あんなにあんなにあんなに。
あんなにベビーカーに乗りたがらず、手古摺っていた日々も、もはや遠い日々。
乗せて走り出せば、すぐに御機嫌を取り戻すことを知っていた私も周りのママ達も、Goedを無理矢理にベビーカーに押し込み抑え込みして、ベルトをしていた頃が、懐かしい。


大概みんな、こういうプロセスを辿るらしいね。
もれなくGoedもそうなりました。


ベビーカーを独りで引っ張りたがることがなくなったと、2歳9ヶ月の成長記録に書いたけど。
やっぱり基本、大好きで、頻度こそ減ろうとも、やめられてはいなかった…。

独りで引っ張りたいから、私がちょっとでも持ち手を掴んで方向を修正しようとするものなら、すぐ気が付いて怒り出す。
でもね、人の流れのある所では、とっても迷惑行為。
だから、Goedが頑なに引っ張りたがっては、よく喧嘩になる私達。

ただし、だーれもいない所なら、ヨシとしています。
人の流れがある所では、必ず一緒に押すことが鉄則!!
そう言って、母、3歩引き下がりました。


買い物にもあると便利なベビーカー。
なきゃないでコロコロを買ったし、重たいモノもヘッチャラ。
Goedも随分長い距離、ガンガン歩くことはできる。
ベビーカーの代用はききます。

でも、Goedがお昼寝している間、独り時間を楽しませてほしい件につきましては、代用がきかない。
やっぱり、幼稚園に行くまでは、ベビーカーとうまく付き合いたいと、母はオモッチョリます。


もう少しよろしくね、レバーが壊れてちょっと不便になっちゃったベビーカーくん。