先日Satocchiが出張で行った街のひとつが、Chennai。
チェンナイは、すぐそこに住むインド人の友達Bhuvanaの故郷Pondicherry(ポンディチェリ)から車で3時間。
先日、ポンディチェリに住むBhuvanaのお父さんとSKYPEで話した時、言ってくれた。
「今度チェンナイに来ることがあったら、必ず連絡してね」
ポンディチェリは、リゾートでもあるそうな。
しかも元フランス領であったから、街の雰囲気がフレンチだそう。
Satocchiは、チェンナイで食べたカレーがおいしくて、必要だと思われるスパイスをたくさん買ってきた。
今度、Bhuvanaがそのスパイスを使って、南インドカレー講座を開いてくれることになっちょります。
こんな本が、今、手元にあります。
『水の生きもの』ランバロス・ジャー著、市川恵里訳。
買うと5000円弱もする、高価な絵本。
なぜなら、1冊1冊手漉き紙に、シルクスクリーンで手刷りされているからだ。
何かでこの本を知った私は、図書館に予約を入れ、2ヶ月程待って、ようやく廻ってきた絵本だ。
ザラザラな手漉き紙
今にもインクの匂いがしそう
細かいラインで
水流の方向や強さ
生き物の肌感が
表現されている
ヒンドゥー教のモチーフ
自然のモチーフ
作者の故郷では
それを
"ミティラー画"と言う。
ミティラー画に、作者独自の世界を織り交ぜて描いた作品集が、この絵本。
「あっ!!」
「私の町でも、このような絵を、玄関の前の地面に、毎朝日の出の頃に描くんですよ」
白い米粉、色を付けた粉で、模様だったり絵だったりを、女の人が描くんだって。
でも、そこは人が通る所だから、夕方には絵は消えてしまう。
Bhuvanaの町ポンディチェリ辺りでは、この絵を、Kolam(コーラム)と呼ぶのだそう。
学校で習うではなく、母親から娘へと受け継がれているようだ。
毎朝、こんな複雑な絵を描くことが習慣だなんて、びっくりだ。
心の豊かな人達なんだなぁ。
あとがきによると、この絵本は、チェンナイの工房で作成されているのだそうだ。
おぉ、チェンナイ!!
ちなみにその工房は、"TARABOOKS"。
この本を手にして、工房の場所がチェンナイだとわかり、Satocchiとチェンナイのことを話しながら買い物に行った、その帰りのこと。
ポストに一枚のハガキを発見。
Hiroさんからの転居通知だ。
オランダで所属していたソフトボールチームの監督が、偶然日本人で、その監督がHiroさん。
今年の年賀状で日本に帰国したことを知り、同じ日本ならそのうち会えると喜んだのも束の間。
おぉ、チェンナイ…。
風よ吹け吹け、もっと吹け。
私に夢を、見させておくれ。
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