私、この絵本が大好きだ。
出会えて、すごくうれしい。
絵は、私の好きな、"スズキコージ"さん。
文章は、"片山令子"さん、片山健さんの奥さん。
出張がちなお父さん。
誰かのパパも、出張、よく行く。
そのお父さんと"ぼく"と、飼い犬のワンダ。
本の中に、お母さんの気配がまったくなし。
お父さんと"ぼく"、男同士の絆。
"ぼく"とワンダ、飼い主と飼い犬というよりも、親友同士の絆。
口数は決して多くないけど、言葉の節々に、言葉の行間に、愛情を感じる。
たまらない絵本だよ、私には…。
そして、日本ではない、かといってどこの国ともわからない。
でも私には、どこか、昔住んでいたウズベキスタンの雰囲気があるなって思えるところも、好きだ。
お父さんが汽車に乗って、仕事で遠くに行った。
ぼくは、見送ったあの日から毎日のように、ワンダといっしょにおもちゃ屋さんのウィンドーを眺めたよ。
そこにはお父さんが乗って行ったのによく似た汽車があるんだ。
おもちゃ屋さんには、船もあった。
声をかけてきておじさんは、遠い国へゆく船乗りさんだった。
息子さんに、あの船を買っていくんだって。
季節がいくつか過ぎ、お父さんがようやく帰ってくる。
手紙には夕方の汽車としか書いてなかったから、いくつかの汽車は見送ったけど、ちゃんとお父さんに会えた。
お父さんのコートの匂いが大好きさ。
遠くから帰ってくるときは、汽車の煙の匂いがするんだもん。
これは、お土産?
お父さん、ありがとう、あっ、これは…!!
Satocchiが初めてGoedに絵本を読んでくれた。
それがこの、『おとうさんをまって』。
なんだか嬉しい偶然。
今年の2月にSatocchiがインドから帰ってきた時、GoedもこうやってN'EXを待ち、改札でパパを待って、再会を喜んだっけね。
パパを送り出す時の寂しい気持ち。
パパがいない時の留守を守る気持ち。
Satocchiは出張に出る時はいつもGoedに、パパがいない時はGoedがお母さんを守るんだぞって言って出かけて行くからね。
パパが戻ってくる時の嬉しい気持ち。
全てがなんだかリンクする絵本。
また、出張に行く前にでも、Goedに読んであげてほしいな。
こんにちは♪始めてのコメント 私もこの絵本好きだわ~♪ 船のページは感動した!!船ってこうやって描けばいいのか~!と… うちは出張のまずない地域密着型だから、お父さんを待つ姿って新鮮だわ お父さんを迎えてひとつ成長するんだね
返信削除クリエイティブなPuYuちゃんの絵本の感動しどころは、流石だわ!!
削除FJの語彙力にGoedがひとつ勝てるとしたら…、「出張」という単語を知っていることぐらいかな~。