大きな怪我も病気もなく、喜怒哀楽を満々に感じながら、ここまで過ごせた。
Goedの生命力と、Goedを取り囲む皆さんのサポートと文明に、感謝。
1歳の誕生日は会津、2歳の誕生日は秋田と旅をした。
3歳の今年は…。
"三陸"。
被災地で、漁業、農業、販売業、サービス業、運輸業など、復興に頑張っている方々の尽力を、旅人して受け取りたいと、Satocchiと考えた。
被災者のみなさんが、精神的にも体力的にも経済的にも、必死で立ち上げた事業の供給に支払いをする。
私達が旅をすることで発生する、ちっちゃなちっちゃな経済で、少しでもお役に立ちたい。
震災後、大したお金を送れたわけでもなく、現地へ復興作業の手伝いに行けたわけでもない。
何かしたい。今できることのひとつは、そういうことじゃないかと、思った。
この狭い日本の同じ土地にいながら、未曾有な甚大な被害を受けたその場所を、私達は映像でしか知らない。
3年も経過してしまったけど、この目で見て来よう。
三陸のどこへ行くか検討していた3月、三陸鉄道南リアス線が、4月5日に全線開通するというニュースを見た。
「南リアス線に乗ろう」
そこから旅のプランニングはスタート。
旅の初日6月7日土曜日は、釜石線を走る"SL銀河"の、下り釜石行きが走る日だという情報も入る。
「SL銀河に乗ろう」
3月11日付の朝日新聞で、陸前高田にあるホテルの従業員の女性の声を読む。
"キャピタルホテル1000"のことを知る。
「1泊は陸前高田のキャピタルホテル1000に泊まろう」
ここまで来ると、ルートが決まってくる。
6月7日土曜日
東 京→新花巻 (東北新幹線はやて)
新花巻→遠 野 (SL銀河)
遠 野→釜 石 (釜石線)
釜 石→大槌町三陸花ホテル (ホテルの車)
6月8日日曜日
ホテル→大槌町役場→釜石 (ホテルの車)
釜 石→盛 (三陸鉄道南リアス線)
盛 →大船渡キャピタルホテル1000 (レンタカー)
6月9日
ホテル→一ノ関 (レンタカー)
一ノ関→東 京 (東北新幹線はやぶさ)
プランニングファイルは、オランダ時代から使っている、いつものこの赤ファイル。
参考にした本は、『三陸人』(英治出版)"。
いよいよ出発当日。
誕生日まであと二日。
5時半に家を出るべく、4時半にGoedを起こす。
「はやてに乗る人は起きて~」
(ムクッ)
「はやて、のるよっ!! きがえるっ!!」
全く寝起きのよいお方です。
東京駅で朝ごはんを買い込み、はやてに乗車。
本日のTシャツは、後程SL銀河に乗るので、OJICOの機関車柄。
背中は東京駅です。
買い込んだ朝食は、美味しそうなドイツのパンと、崎陽軒の炒飯弁当と、全国の御当地グルメ弁当。
どれもこれも、大当たり!!
はやては、新花巻へと向かってひた走る。
さぁ、旅は始まった。
おっきくなって、帰って来よう。
0 件のコメント:
コメントを投稿