夜半から相当な雨。
前室の天井からうっすら雨が浸透して、ゆっくりながら水滴が床にポタッと。
今日のところは大丈夫だけど、これは、まずいな。
前回キャンプの雨では、テント内側の脇に水が溜まってしまった失態、今回は設営時にちゃんと意識したので、ほとんど溜まらず。
そこは、グッジョブ。
テントの前室とタープをドッキングさせた上に、余っていたポールでタープの中央に高さを持たせたので、テントの出入りやタープの下での作業は快適。
ポールの先端でタープに穴を開けないようにするペットボトル活用術は、オーナーさんの伝授。
でも、どうしても雨がたまっちゃうから、都度、雨水を除去。
あまりの雨量だけど、水はけがよくて、地面に水が溜まることがないのは助かった。
今朝は私がパンを焼く。
雨だったこともあり、写真を撮る余裕がなく、一晩の発酵で膨らんだパン生地の写真がないのは失敗。
準備している間、Goedはテントの中でお絵かき。
画用紙に枠を描くというスタイル、初めて見たよ。
いいんじゃな~い。
朝だパン。
いよいよダッチオーブンの蓋を開ける瞬間がやってきました、パンパカパーン。
見た目、なかなかいいんじゃない?!
匂い、パンのいい匂いがする!!
パンの底、焦げちゃった!!
でも、ギリギリ食べれる。
パンをメインに、朝食開始。
そうこうしていると、あんなに長い間激しく降っていた雨があがり、打って変わって晴れ間が出てきた。
雨の中テントの撤収作業をしていたキャンパーさん、車に積み切ったところで雨があがり、なんというタイミング…。
「我慢が足りませんでした~」と、笑って帰って行った。
雨の撤収が、良き思い出になりますように…。
本日は予定ナシ。
"何もしない"を楽しもうと、昼飯なんて、缶詰と、白米を炊くだけのつもりでいたのよね。
それが夕べBARでオーナーさんと話をしてね、スタッフさんにピザ作りを教えてもらうことに、急遽。
実はピザはうちでよく作ってた。
でもそれは、発酵の必要なレシピだから、ちょっと面倒臭いって思ってた。
しかも自分はふわふわビザよりも、カリカリピザが好みなんだけど、そのレシピはふわふわ。
今回教えてくれるのは、"ナポリピザ"。
発酵要らずのカリカリピザ!!
使うのは、本場ナポリの粉。
教えてくれるスタッフさんは、粉モン大好きピザ作り大好きおじさん。
私達は、髪の毛が落ちないように手拭いを巻いてスタンバイ。
200gの粉に水を少量加え、ネコニャーの両手でコネコネ、Goed、なかなかいい手つき。
お皿の大きさに伸ばした生地にフォークを刺すのもGoedの仕事。
お庭で摘みます、バジルにルッコラ、運べや運べ、ピザの上に乗っけましょ。
ピザソースと自家製カレーソースの2枚。
それぞれに、畑のズッキーニとトマトと茄子をトッピング。
石釜もあるけれど、今回はこの家電で焼くんです。
色々試したけれど、これが石釜の出来に近いんだって。
うん、旨い!!
生地も、ソースも、トッピングの具材も、みんなみんな美味しい。
最後に乗っけたルッコラが、とりわけいい仕事をしております。
オーナーさんがお先に一枚焼いたピザは、試作のネギ味噌ソース。
ジャコと大葉のトッピング。
これは、なんとも、ものすごく旨かった。
なんてったって、ネギ味噌が特製、ピリッときいた唐辛子がいいね。
ランチの後は、Goedは夕べの『ベイマックス』の続きが観たくてウズウズ。
オーナーさんに自分でお願いして、今日もまた貸切映画館。
夜になると今夜はお客さんも多いし、上映会になるんだって。
お外はくもり。
時々パラパラ。
折角持ってきた水着の出番はなし。
屋根下のブランコやダーツが、子連れにはありがたい。
あら?あらら?
一輪車に、とうもろこしをドッサリ運んできたお兄ちゃんは、去年Goedにゴルフを教えてくれた"渡辺匡人(わたなべまさと)"プロ。
キャンプ場のお隣に住んでるプロゴルファーさん。
今年もオーナーさんが声を掛けて下さったそうなんだけど、試合と仕事で会えそうもないとのことだったんですって。
でも、会えたね!!
今からまたゴルフのお仕事で出ちゃうそうで、去年みたいに酒を飲みながらゴルフを教えてもらうなんてことはできなかったけど、嬉しいバッタリ!!
渡辺プロの収穫したとうもろこしを2本ほど頂いて、火を起こしているパパの元へと運ぶ。
そして、焼く。
そして、食べる。
なんとも、旨い。
実はそうこうしているうちに、Satocchiがダッチオーブンで、こんなものを作ってくれていました。
ジャーン、豚ブロックの燻製だっ!!
キャンプ数日前に、塩とオレガノを刷り込んでおいた豚肉。
いやー、旨い。
ツマミ喰いはほどほどに、夕飯なくなっちまうと困るでしょ。
今日はどこにも行かない、何もしないって言っておきながらのピザ作り。
もうひとつ、もうひとつだけやりますか。
我が家のソフトクリーム大好き人間のために、行きますか。
キャンプ場のまわりは牧場だらけ。
おいしいミルクのパラダイス。
おいしいキャンプ場のすぐそばにある"ファーマーズキッチンえいちの村"。
濃厚なソフトクリーム。
Goedの大好きなソフトクリーム。
キャンプ場に帰ると、いよいよ本格的に青空が広がり、青空の下に、富士山が姿を現した。
刻々と変わる雲の形が富士山の見せ方をも変える。
今日は全国的にお盆休暇の初日、昨日3組しかいなかったキャンプサイトも、だいぶ人が増え、この富士山の出現に、みなさんしばし感嘆の声を挙げています。
このパノラマが、本来このおいしいキャンプ場の醍醐味。
やっと味わえたね、これがあるから、また来たいって思っちゃう。
そんな富士山を見ながら、黙々とパエリアを作るSatocchi。
Goedと私は、自分達のサイトより高い位置のサイトへ行って違う眺めを楽しむ。
Satocchiに勧めるんだけど、彼は、「自分の場所から見る富士山がいい」と、頑なに場所を動かない、大黒柱。
わかる、その気持ち。
わかるけど、キャンプ場をチョロチョロする母と息子。
富士山のてっぺんが見えるのって幸せ。
そして、私、見てしまいました。
頂上右端に、白い建物をっ。
夕べBARでオーナーと話になった、今は使われていない富士山頂の観測所。
肉眼でだよっ。
まだまだ衰えないのは視力だけ…。
5合目辺りには車が走ってる。
それは富士スバルラインだね。
丁度、ピザ作りを教えてくれたスタッフの方が通りかかり、そう教えてくれた。
あんなにくっきり見えていた富士山の雄姿も束の間、ガスって来たよ。
さすがは山の天気だね。
そろそろ灯りを燈そうか。
今宵のごはんはパエリアです。
Satocchiが作ってくれました。
お米を洗うという作業をせずに作ってみた。これが案外、正解。
持って来てた魚介もたんまり入ってとってもゴージャス☆
さっき密かにトウモロコシの隣で焼いていたエビも、入ってる。
今日はもう、ごはんもできたし、早々と焚き火を始めるよ。
そうそう、この"うちわ"。
今回、大変な大活躍。
炭になかなか火が移らなくって。
うちわがなかったらどうなっていたことか。
家での準備段階で「どうしてももってく!!」とうるさいGoedを鎮めるために、3本のところを1本という条件付きで持ってこさせたシロモノです。
Goedに、素直に感謝と謝罪をする両親でした。
火は、優しく怖い。
生きる者を優しく暖めてくれると同時に、全ての物を焼き尽くす怖さもある。
以前山小屋で働いている時に、宿泊客だったお坊さんが、一緒に薪ストーブにあたりながら、そう仰っていた。
深いお話をして下さったはずなんだけど、私のこの貧弱な記憶力、覚えておりませぬ…。
でも、火の優しさと怖さは、焚き火をする度お坊さんの言葉を思い出し、Goedに繰り返し教えこんでる。
今日は、おいしいキャンプ場、映画上映会。
『怪盗グルーの月泥棒』
今日はおこちゃま達もいっぱい来ているからね。
タイミングさえ合えば、夜ごはんの後は子供を映画上映会に送り込み、大人はゆっくり焚き火をしながら飲めるわけだねぇ。
うちは、映画後半からになっちゃったけど、Goedも観たがっていたから送り込みましたわ。
テントに帰ってからは、お約束の神経衰弱。
こんな夜の過ごし方も、いいっすかね。
明日はいよいよ撤収だ。
どうかどうか、晴れますように。
あわよくば、テントもシートも乾かせて、翌日のテント干しをしないで済みますように!!
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