雨は小雨、霧の中。
それでも今日も元気です。
朝ごはんが楽しみだ。
朝ごはんを食べてる時も、常にGoedの頭の中はウルトラマン。
最近新しいウルトラマンが始まった。
ウルトラマンエックス。
ごはん茶碗に残ったひじき、背もたれ、何をどう見ても、バッテンになってると、「エーックス!!」と、叫ぶのは、やめてください。
もっともっと楽しめそうなアオーネ白神十二湖、また来たいな。
一昨日の入道崎の夕日といい、昨日の白神山地トレッキングといい、リベンジしたいことが山盛りの、北東北の旅となっています。
北へ北へと車は走る。
私のプランしたルートを、Satocchi、文句も言わずドライブしてくれる。
今日は、鰺ヶ沢まで北上し、鶴田町の鶴の舞橋に南下、更に、大館町にぐんぐん南下する予定。
ガンガン走行、よろしくお願いします。
まず最初の目的地、"道の駅ふかうら いか焼き村"。
Goedが無類の烏賊好なもので、寄りたかったのだ。
道の駅の裏は、浜になってる。
干した烏賊がヒーラヒラの、ユーラユラ。
それを、せっせとお母さん達が炭火で焼きまくる。
烏賊1匹分、一パック買って、浜で食べる。
アっという間に、完食です。
香ばしくって、柔らかくって、最高!!
鰺ヶ沢に向かって北上を続ける。
途中、また、烏賊。
"焼きイカ通り"という場所に出る。
おっと!!
晴れたぜっ!!
きれいな青空がお目見えだ。
白いカモメが青い空に映えるコト映えるコト。
そして、烏賊。
烏賊、烏賊、烏賊。
幸せな気持ちイーカも~。
ちょっと先の、"海の駅わんど"に立ち寄る。
ここに、赤い靴の女の子の家族のレリーフが。
なぜなの??
横浜の波止場から船に乗って異人さんと一緒に行っちゃったはずなのに…。
赤い靴の女の子は、岩崎きみちゃん。
(えっ?! 赤い靴の女の子は実存していたとは知らなかった!!)
静岡県の日本平に生まれたきみちゃんは、18歳の未婚の母に連れられて、函館に住んだ。
母は、そこで知り合った鈴木志郎と結婚。
留寿都の開拓地に移ることになった両親は、過酷な地に3歳のかよを連れて行くことができず、宣教師のチャールズ・ヒュエット夫妻に預けることにした。
かよが、夫妻と一緒にアメリカで暮らすことを想像しながら。
そんな両親でさえ留寿都の地は耐えられず、札幌に職を探し移り住む。
両親は終生、かよは横浜からアメリカに旅立ったと思っていたが、実は結核にかかり、アメリカへの船旅には耐えられないだろうと、チャールズ夫妻も泣く泣く、麻布十番にある孤児院に預けたのだった。
そして9歳の短い生涯を、誰に看取られることなく孤児院の閉じたのであった。
母かよは、そのことを知らず、きみちゃんのアメリカでの幸せを信じて亡くなったという。
鈴木志郎と岩崎かよの間に生まれた、きみの義妹である岡そのさんが、姉に会いたいと北海道新聞に投稿したことがきっかけで、北海道テレビが調査した結果、わかったのであった。
そしてこの有名な童謡は、鈴木志郎が札幌で出会った野口雨情に想い出話に語ったことがきっかけで生まれた歌だそうだ。
日本平、函館、留寿都、札幌、横浜などに赤い靴の女の子像が立つ由縁が、以上である。
なぜ鰺ヶ沢かといえば、きみちゃんの継父である鈴木志郎の故郷なのだそうだ。
余談、終わり。
ここ"海の駅わんど"には、"鰺ヶ沢相撲館"が併設されていて、Satocchi、今回ばかりは海鮮物以上に。コチラに興味津々。
鰺ヶ沢は強い相撲取りを輩出している町。
その筆頭が"舞の海"。
鰺ヶ沢町舞戸町出身、高校教員試験に合格していたが後輩の急死に何かを感じ大相撲入りを目指す。
新弟子検査の条件に足りない身長を、頭にシリコンを注入して伸ばし、合格したという話は有名な話。
この博物館、とてもお洒落ですてき。
Satocchiの日曜日の夕方は大抵大相撲だから、自然とGoedもお相撲は好き。
既に国技館には3回程足を運んでいる人。
私、第九を聞きに行ったことならあるけど。
さぁ、車はいよいよ南下を始めます。
海を離れ内陸へと入り込む。
するとどうでしょう!!
烏賊烏賊烏賊の青森県が、林檎林檎林檎の青森県と様変わり。
まだまだ青いけれど、まもなくきっと、徐々に収穫期を迎えてゆくのだろうね。
こうして私達は、青森県鶴田町の"鶴の舞橋"に到着する。
ほんの数日前に、JR構内でSatocchiと同時に見入ったポスターが、鶴の舞橋だった。
調べてみたら、なんと青森県。
まだ未完成な北東北の旅のルートだったから、なんとかルートに組み込んでしまった。
夜になると、欄干に取り付けられている薄緑色の蛍をイメージした色の照明が一気に灯り、ロマンチックなんだって。
これも見てみたかったね。
橋を渡ると、広い公園が広がる。
わんぱく広場でGoedが遊ぶ。
先を急ぎたいSatocchiは、どっかへ独りでプラプラしてる模様。
そろそろ切り上げたいと思っても、そう簡単に遊び盛りの4歳を止めることは困難の技。
「行っちゃうよー」の技を使ってみたら、しばらくするとGoedの泣き叫ぶ声が聞こえてくる。
「終わりにしてってお願いしても終わりにできない程遊びたかったんでしょ、お母さんがちょっと見えなくなったくらいで泣いてんじゃないよっ!! しっかり遊びなさいよっ!!」
先を急ぎたいあまりGoedの遊びに付き合ってあげれなくて、ぷらぷらしてたSatocchiにもイライラする。
「そんなに早く行きたいなら、Goedを切り上げさせてよっ!!」
怒られたふたりは、仲良く橋に戻り、渡って行く。
そんなふたりを、写真に撮る。
そしてふたり揃って、「さっきは、ごめんなさい」
だ~って。
Goedは頭を無理矢理押されてたけど。
はい、ヨシとしましょ。
しかも、先を急ぐSatocchi、私を怒らせてしまったからでしょうか、乗り気ではなかった「鬼コ」探しに車を走らせてくれたのであった。
北津軽には鬼を神様として崇め、鳥居に鬼を鎮座させる風習があるそうだ。
鶴の舞橋のある鶴田町のいくつかの神社にもありそうなので、ナビで神社を探してみた。
ありましたありました。
"胡桃舘の八幡宮"。
般若の面のようなお顔の怖い鬼コさんが赤い鳥居にいらっしゃった。
そして、狛鳩、狛馬、狛犬。
手拭いが体に巻かれ、住民の優しさが伝わってくる。
そして木鼻という部分になるのかな、なんと、獏!!
象か豚かとも思ったけど、獏なんじゃないかな。
竜神も奉納されている。
それから同じ境内にある淡島神社の方にも、鬼コが、しかも赤鬼・青鬼が。
鳥居に鬼を鎮座させるようになった由来は、恐らく、鬼コのいる神社がすべて岩木川の近くの神社にあることから、川が氾濫しないようにと願いを込められたのではないかと言われているそうだ。
赤鬼・青鬼のいる方の淡島神社には、"子宝銀杏"なる銀杏がある。
確かに垂れ下がったコブが乳房に見えるよね。
子供を授かるとか授からないとか…。
日本の文化、知れば知る程、おもしろい。
さぁ、いよいよMKちゃんファミリーの住む町、この旅の最終地である、大館へと向かいます。
今夜は、MKちゃんと私がデート。
お互いにやることやったら、待ち合わせ。
子供達は旦那がそれぞれ、うちはホテルで、Kenちゃんは自宅で、子守りと寝かしつけ、です。
全員集合するのは、明日!!
大館と言えば、比内地鶏。
2年前にMKちゃんが連れて行ってくれた"比内や"の親子丼が忘れられなくて、今宵の夕飯は"比内や"です。
ほんと、美味しい。
こんな弾力のある鶏肉、食べたことがないんだよね。
卵を使って卵焼き、皮を使って皮煎餅、青森といえばの冷麺。
どれもおいしゅうございました。
20時頃だったかな、MKちゃんが迎えに来てくれて、 バーへ。
MKちゃんはまだ授乳中だし、呑むのは私だけ、本当はMKちゃんとは日本酒仲間なんだけど。
しばらく我慢だね。
お通しのディッシュ、奇遇ですな。
今日行った八幡宮の鬼コそっくり。
気付けば0時。
あんな話からこんな話まで、話は止まらない。
久しぶりに会ったMKちゃんが、相変わらず優しくて、困難もあって強くなり、逞しくなったようにも感じたし、相変わらずのようにも思えたよ。
このままだと朝まで話呆けてしまいそう。
また明日にしましょうかぁ。
ホテルに帰ると、男ふたり、グーグー爆睡してました。
こりゃ朝帰りでも気付かなかったな~。
明日が北東北の旅のメインでいて、最終日。
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