雨の朝ってのも知ってますからね、やっぱりカラッとお日様の下はいいもんですな。
7時になれば、昨夜予約したパンを手に入れることができるから、それまでは、しばしコーヒータイム。
Goedは、寝てます。
寝れてます。
夕べの出来事があり、今日は撤収覚悟です。
拝啓Goed様、体調はいかがですか。
どうかどうか、夕べが山だったと言わせて下さいな…。
ジャジャジャジャーン♪
どうやら山は過ぎたみたい、パパ、akkoさん!!
Goed、すっかり元気になったよ☺
走るとちょっぴり咳が出るけど、パパが、走らなければ大丈夫って教えてくれたよ。
そしたら、今日もお泊りできるんだって。
成田ゆめ牧場にも遊びに行けるんだって!!
よかった。
あの咳が、止んだ。
でも、多分夕方から出てくることも考えて、まだまだ油断は許されません。
お日様があるうちは、いつでも撤収の心づもりは持つつもり。
それでも気持ちは切り替えて。
「お帰り~っ」
予約してた焼きたてパンをぶら下げて、ふたりが管理事務所から帰って来たぞ。
牧場のヨーグルトも牛乳も、追加で買ってきてくれた。
Satocchiはどんどん朝ごはんの食卓を作り出していきます。
おいしい朝ごはんのはじまりはじまり。
コーヒー淹れたっ。
うまっ!!
炭火でピーマンを焼いたっ。
あまっ!!
へへへ、私の腕がいいのかな。
いーえ、焼くだけですよ、やっぱ炭火がいいのよね。
朝ごはん食べて、Goedもこんなに逞しくなりました。
もう、大丈夫そうだ。
テントに隠れて何する人ぞ。
はい、アレね、ごゆっくり。
朝食食べながら、Satocchiはもう一仕事。
豚のバラ肉を燻製にしております。
本日の夕飯のおかずの一品です。
さぁ、お待ちかねの、お隣の成田ゆめ牧場へ行ってみよう!!
しょっぱなは、芝すべり。
「パパといっしょにする」っていうビビりなGoedをその気にさせて、単独滑降。
ちょちょちょ、お兄ちゃん、斜めに下りてきたうえに、そんなところで止まらないで~っ。
どかーん。
泣いたのは、お兄ちゃんの方、脇腹にちょっと当たっちゃったんだって。
Goedはというと、もうやらないってテンション落ち。
ビビりGoedの勇気を褒めてやりたかったんだけど、まぁ、ふたりとも怪我がなくてよかったわ。
テンションを上げるには、アイスクリームが一番効果的。
さぁ、お食べなさい。
牧場だから、うまかろう。
キャンプサイトに時々聞こえてくる蒸気機関車の汽笛。
ここから聞こえてくるのでした。
なんと、9月から11月の月に2回ずつしか走らない蒸気機関車の運行日に当たっているのだ。
さぁ、乗ろう。
ホームに向かう。
シグナルが空にそびえている様は、宮沢賢治の『シグナルとシグナレス』を彷彿させる。
出発進行!!
うれしそう、Goedが、おっ、Satocchiも。
ほんとによかった、夕べのこと、忘れてしまいそう。
でもまだ油断大敵、わかってる。
健康って、すばらしい。
もうすぐハロウィン、牛さんへの餌やりは牧草の他に、ハロウィン企画でカボチャもどうぞ。
モミの木は、クリスマスツリーさながらのジャック・オ・ランタンでデコレーション。
園内に放送がかかった。
「子牛が産まれました、是非牛舎に見に来てください」
はい、もちろん、行きます行きます。
うわぁ、まだ体が濡れてる!!
産まれたてなのが、よくわかる。
名前は、ゆきちゃん。
お母さん牛さん、出産経験者の私は、お疲れ様と伝えたいであります。
こちらがお母さんのシロさん。
お疲れ様って近づいたら、「フガーッッ」って荒い息を飛ばしてきて、それがすごい勢いで私、思わず目をつぶって逃げてしまった。
その様子、Goedに真似されるほど。
やっぱりね、産んだ直後で興奮してるのよね。
しかも、かわいい我が子を離されちゃってるからね。
そんな気持ちも、わかります。
ゆめ牧場を満喫して、テントサイトへと歩いて帰る。
焼き立ての食パンを携えて。
はい、これがお昼ご飯。
焼き立てのパンをちぎって食べる。
ついでに牛乳バターも買ってみたよ。
Chibaちゃん伝授のリンゴジュース、今回もちゃんと持ってきたよ。
ごはんの後は、これがキャンプの醍醐味、「なんもしなーい」。
まったりと過ごせる時間が、愛おしい。
明日は撤収。
もう1泊したいものですな。
「ちょっとテントを見せ下さい」
我が家のテントをわざわざ遠くのサイトから見つけて見に来てくれたのだった。
昨日からのグループイベントキャンプに参加していたファミリーだった。
"パロイン"っていうイベントだったそうな、紙製のかわいいガーランドをくれたので早速テントに飾ったよ。
「あんまり見たことがないですね、どちらのテントですか?」
そんな風に言われるなんて、なんだか嬉しいじゃないですか!!
選びに選んだテントだったしね。
とはいえ、高級とかビンテージとかそういうことじゃないよ、オランダにいた時に普通にアウトドアショップで買った。
オランダでは珍しいブランドではない"EUREKA!"の"Sphinx5"。
日本で販売されていないのは、輝かしい日本でのアウトドアビジネスに、単にEUREKA!が介入できないだけの話だと思われる。
明るくって優しそうな奥さんが、Goedとたんまり遊んで行ってくれた。
すごく感じがよく、旦那さんは昔っからのキャンパーのようだった。
言われてみればあの印象に残るキャンプサイトが、こちらの家族のサイトだったんだ。
覚えてますとも!!
夜、通りかかった時、あんまりにかわいいキャンピングインテリアの配置とデコレーションに度肝を抜かれたから。
こんな風なキャンプもあるんだなって、カルチャーショックを覚えたから。
パロインの参加人数は220人だったんだって。
こちらのファミリーも去って行き、参加者さん全員、夕方にはいなくなった。
そしたら、キャンプ場がすっごく広く感じられちゃった。
野球でもしますか。
打ち方はまだまだだけど、構えはなかなかいいじゃないのぉ。
こんなフォームの人いたよねぇ。
Satocchiが大笑い、「種田じゃん!!」。
打ってヨシ、投げてヨシ、取ってヨシ、三拍子揃ったGoed選手。
野球のできる親子になりました。
しっかしメンバー足りないなぁ~。
夕方。
夕飯の用意をチョイチョイ始めます。
豆腐の燻製って聞いたことあるよな、って豆腐買っていた。
ドカンとチップの上に乗っけた。
1時間以上スモークした。
スモーク、されなかった。
されるわけないよな~、水分飛ばしてないもんね。
揚げ豆腐作る時だって、しっかり重石して水分飛ばすじゃん、なんでそんなこときづかなかったかなぁ、あたしたち。
このダッチオーブンは、その後、せんべい汁を作るのに使われました。
ちゃんと洗わなかったので、スモークした時にこびりついたススが、汁に馴染み、ランタンの灯りの中だったから食べれたねって、額を拭いました。
失敗は成功のもと。
どんどん経験が体に沁み込んでゆくのです。
そうそう、Goed。
17時頃からお昼寝に突入。
朝早くから行動してたからね。
テントに移動させても起きることなく、3時間程寝ておりました。
たくさん寝ていいよ。
寝るのは何よりの薬。
夕べの悪夢を抹消せよ。
オーナメントがテントを飾り、
ガソリンランタンの灯りが温かく、
焚き火の薪の頼もしい炎と音、
ミニキャンドルだって、たとえちっちゃくても炎は炎。
灯りを楽しむ大人時間。
一番語ったのは、昨夜の教訓、健康のありがたさ、息子への感謝。
その後はGoedも起きて、一緒に焚き火を囲む。
夜は更けゆく。
今晩は冷えますな。
シュラフにしっかり入り込んで、おやすみなさい。
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