大きな窓の外に陽が昇る。
今日も良い一日になりそうだ。
ビュッフェの朝ごはん、張り切って食べましょう。
なんてったって、「トリップアドバイザー」朝食ランキングで、2011年から2年連続1位になったという実績の"ラビスタ函館ベイホテル"。
函館の海の幸がこれでもかと取り放題。
だけど、海鮮コーナーの行列は、朝からイヤよイヤイヤだわぁ。
3つほど食べちゃったかしら~☺
旅に来た時くらいはいいかしら~。
だめかしら~。
行動開始!!
まずは、自由市場。
市場での朝ごはんもすてきだけど、ホテルの朝食がすてきだったので、市場では食さず、観る観る観る。
そして買う!!
高価なボタンエビ、いつもはなかなか買えないよ。
でもここでは買えちゃったよ、安くて新鮮!!
イカが冷凍庫に常備な我が家も、やっぱり函館に来たら買いたくなるね、スルメイカ。
「皮は剥いでも剥がなくても鮮度は変わらないよ。鮮度は変わらないのに皮が付いていたら色だけは変わっちゃうから、うちとしても剥ぎたいわ」
って、おかみさんが言う。
主婦としても嬉しい理由付け、どうぞどうぞ、剥いでくだせぇ。
五稜郭は函館に来たら外せません。
幕末の歴史は、夫婦揃って、チュキだからーっ!!
(詳しくはないけどね)
とか言いつつも、五稜郭には入らず、高い所から失礼しま~す。
"五稜郭タワー"。
展望台からは、五稜郭全景が望めるのはもちろんのこと、函館が一望。
土方歳三さんと一緒に写真を撮らせて頂くこともできました。
特筆すべきは、この展望台、"五稜郭歴史回廊"なのである。
「五稜郭物語」なる展示が、五稜郭の歴史をわかりやすく説明している。
松前藩家老が戦艦ミシシッピ号の上で、初めてペリー提督と対面したシーンや、函館の町を外国船の乗組員が楽しんでいる様子や、7年の歳月をかけた五稜郭建設などなど。
五稜郭は星形の城壁。
16世紀のイタリアで発案され、ヨーロッパ各地に広まったという。
五稜郭は、オランダ式。
イカール星人も、かっこいい☻
大人の時間につきあってくれて、ありがとね。
ご褒美に、ハイ、アイスクリーム。
今回は、なんとも豪華に、"ミルキッシモ"のジェラートだよ~。
おいしいねぇ。
Goedのお陰で、私もアイスクリーム三昧の北海道です。
カットメロンも、北海道な感じで、パクパクパクリ。
そしてやっぱりのスーパーマーケット。
魚長やら東光やらと、ハシゴでやんす。
私達、確実に塩辛コーナーが念入りです。
だって、昨夜食べた沖漬けが忘れられなくて。
ホイ、来た、ゲット!!
ホテルは、"金森赤レンガ倉庫"のすぐ近く。
駐車場に車を置いて、ぶらぶら散歩。
明治になってすぐ、輸入雑貨を扱う金森洋物店を開業した長崎県出身の渡邊熊四郎さん。
事業は大成功。
多くの公共事業にも私財を投じ、函館の発展に尽力したという。
倉庫業も繁盛したものの、昭和後期になると、輸送形態が海上から空輸に変わり、北洋漁業の縮小も相まって、倉庫業は衰退してゆく。
しかし、建造物としての人気が高まり観光業に力を入れることになる。
そんな歴史を持つ金森赤レンガ倉庫で、独り、スタバ。
男共は、「団子がたべたいよー」と頑なに熱望するGoedの団子を探す旅に出たのであった。
北の国の青い空を見上げる。
夕べ登った函館山を、独り、仰ぎ見る。
あぁ、北海道の旅も、もうすぐ終わり…。
こらこらakkoさん、前向きに考えようよ。
19時の飛行機に乗るまでは、まだまだ北海道を感じまくろうぞ!!
函館には、明治大正時代に建てられた古民家を改装したカフェが点在する。
中でも注目したのは"TACHIKAWA CAFE"。
でも時間がないので、外から眺めるだけー。
明治34年に建てられて、米穀店、漁業、回漕業を営み、そして今はオープンカフェが気持ちよさげ、カレーの匂いが漂うカフェ也。
なんと18本もあるのだとか。
中でも注目したのは"八幡坂"。
昭和な私には、「チャーミーグリーン」の坂って聞いて、感動できる坂。
車でぐーんと上がって振り返る。
うわっ、きれい!!
夜もさぞかし美しいだろうな。
ふと道路脇の建物に目をやると…。
"ロシア極東連邦総合大学 函館校"。
ここはもしや、私がまだ20代のOL時代なんていう在りし日、ロシア語の習得にどっぷり浸かりたくなって、会社を辞めてロシア語圏への留学か国内のロシア語専門学校かと、行く先を探し求めて、辿り着いた学校かも。
学校は、函館のどこかの坂の途中にあったことは覚えてる。
なんで、実行に移さなかったのだろう。
勇気がなかったのか、熱が冷めたのか、他のチャンスに喰い付いたのか。
叶えなかった函館でのロシア語学習生活の夢。
叶えていたら、また違った人生が、あったのだろうね。
なーんて、感慨にふけりつつ、昨夜に引き続き、またまた、函館山に向かった。
今度は車で。
昼間は交通規制がないからね。
昼間の景色もよいものだ。
夜に比べたら人も断然少ない。
来てよかった。
Goedも体いっぱい、喜びを表しております、走るよー、パワワップ♪
函館山からの景色を眺めていると、男の人は、思わずチューしたくなるということでしょうか。
男の人である旦那様は、呆れ顔、はて???
向こうの方に、今夜飛び立たなければならない空港が、見えております。
Satocchi、憂い顔。
下界に下りて来ました。
最後の最後に、空港のそばにある牧場で、Goedにソフトクリームを食べさせてあげたいと、Satocchiがどこか憂い顔で車を飛ばす。
そんな道中、Goedのカーディガンと同じ色の消火栓が、チラホラ目につく。
私の好きなタイプの黄身色の黄色!!
昭和9年の函館大火の反省から、雪に埋もれてしまう地下式消火栓をやめ、地上式消火栓を導入。
その時導入した消火栓が、アメリカの消火栓を参考にしたこともあり、目立つ色の黄色になったのだそうな。
さぁ、"函館酪農公社"に到着。
憂い顔はやめて、最後のイベント楽しもう!!
北海道最後となるソフトクリーム、いただきます。
ソフトクリームの原料を作ってくれる牛さん達に、感謝の気持ちを込めて、餌やり。
芝生に同い年頃のお友達を見つけると、Goed、積極的に一緒に遊びに誘う。
両親とばかりいたら、お友達が恋しくなったかな。
私にとっては、うれしい行動だった。
レンタカーにガソリンを満タン、お世話になりました。
車を返却、バスで空港に送ってもらう。
空港に到着してもうた。
牧場で買ってくれたコロッケ、きのとやで買った焼きたてチーズタルトをほうばる。
あと1時間程で飛行機に乗れる。
ワクワク。
飛行機で1時間半もすると現実に戻る。
ションボリションボリ。
羽田空港で荷物待ち。
荷物は男共に任せます。
羽田からリムジンに乗って1時間ちょっとでおうちに到着。
ハ~、ドッコイショ。ただいま、我が家。
ただいま、どじょうさん。
ただいま、プラレール。
家に着くなり、Goedが真っ先に向かった先は、畳の部屋のプラレール。
彼の一番好きな場所、それは、我が家、というか、プラレールのある我が家なり。
一夜明け。
早速、函館自由市場から送ってもらった荷物やら、あちこちで購入したものの箱詰めが、届く。
Satocchiがガラナにはまり、ガラナ尽くし。
北海道限定のものが、他県に比べたら多くって、買わずにいられない我が家でありました。
しばらくは、北海道の余韻に浸れそう。
日本ハムファイターズのトイレットペーパー12ロールも買っちゃったしね。
旅から一夜明けて、私、無事に誕生日を迎えることができました。
届いたばかりの烏賊と海老で、北海道の余韻冷めやらぬ、イカしたバースデーナイトでございました。
イヤイライケレ(ありがとう)
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