10月に入り、3週間ぶりに体操教室が始まった。
今年度の3期のスタート、10月7日。
いつもの生活が戻った感触。
体操教室が終わると、図書館に向かう。
その途中、橋の上で、Goedは目の前の駅を通過したり止まったりする電車を見る。
私は図書館に返すのにもう一度読みたい絵本や、まだ読んでない絵本を読む。
今日の絵本。
『ぼく・わたし』 高畠那生(たかばたけなお)作。
「わたし、おしゃべりがとくいじゃないの」
「でも、わたしがつくったクッキーはおいしいって」
こんな具合に、見開いたとき半ページが自分のネガティブ面、半ページがポジティブ面を告白。
「ぼく、ちょっときがよわい」
「でも、こたえはしってるんだ」
「わたし、よくみちにまよう」
「でも、ひみつのばしょはいっぱいしってるの」
「わたし、みんなといてもたのしいけれど」
「ひとりのときもたのしいわ」
このページ好き☺
最後は全員を乗せたジェットコースター。
みんなそれぞれ違う想いでジェットコースターに乗っていることでしょう。
まさに金子みすヾさんの『みんなちがってみんないい』だね。
そのままでいいんだ、ね。
元気出てくる!!
こんな風に、絵本と戯れる橋の上。
共感したり、感動したり、元気もらったり、ほんわかしたり。
それから図書館に向かう。
絵本を返却、予約した絵本を受け取る。
この作業、Goedがお手のモノ。
「おねがいしまーす」とカードを出し、絵本を出したり受け取ったり。
そうそう、2歳になった頃は、図書館事件なんて引き起こしてたGoedだけど、毎回同じことを言い聞かせてきた結果、3歳を過ぎた頃には、図書館に入る時には、こう言います。
「としょかんは、シーッ、だよっ」
そうそう本日、Goedの図書カードも作った。
Goedのため、ではありません。
私のため、以外のなにものでもありません。
図書館に予約をすると、時折、予約待ち100人とかあるのです。
例えば、ヨシタケシンスケ著の『りんごかもしれない』は横浜市内の図書館合わせて18冊も所蔵がある。
それなのに、今予約をしても、243人待ちだ、243人…。
ただでさえ、ひとり6冊しか借りれないのに、予約してしまうと、この絵本はきっと1年近く、私の上限冊数を5冊にしてしまうことになる。
だからね、Goedのカードには、予約数が半端ない絵本を担ってもらうのだ、よろしく。
図書館が終わると、いつものように目の前のコンビニでおにぎりを買い込み川原に下りて、ランチ。
ここではGoedのみ。
私は、食べません、ダイエットではなくて、もっと腹黒い理由から、ヒヒヒ。
それでもここで共有する時間、好きだ。
空、雲、川の流れ、鳥、自然なモノから、ポイ捨てされたゴミ、おこぼれを狙う鳩なども観察。
腹黒い理由のために、ここからは母の作戦が展開。
ベビーカーで揺らしまして、眠りを誘い、落ちたところで大好きなカフェ"バニアンツリーへ"。
ここの美味しいごはん、Goedが一緒では味わうどころではありませぬ。
ここの美味しいアイスカフェラテ、Goedが一緒ではガブ飲みになっちまう。
ここの素敵な雰囲気でホッコリ、ホッコリしながらの読書やメール返信、Goedが一緒ではできませぬ。
そして、いつもカウンターをお願いする。
テーブル席だと他の子供や赤ちゃんとバッティングして、我が小悪魔くんの眠りが、私の穏やかな時間が、終了してしまう恐れが無きにしも非ず。
今日も迷わず、ガパオライス☺
お供の絵本は、穂村弘さん作、木内達朗さん絵の、『あかにんじゃ』。
舞台はお城。
目立ち過ぎて、すぐに見つかる赤忍者。
でも大丈夫。
ドロンドローン。
呪文を唱えてカラスに変身。
色は赤。
目立ち過ぎて他のカラスにつっつかれる。
ドロンドローン。
チョウチョになったらどうだろう。
赤いおじさんにも変身したよ。
でも、酔っ払い運転に間違えられて、白バイに捕まりそう。
次に変身するとしたら、なんだと思う?
壮大なスケールですぞ。
みんながウットリしとります。
答えは夕焼け。
更に変身は続く…。
信号機の止まれサインなら、見つからないような、やっぱり見つかっちゃうような…。
信号機のサインといえば。
前にも書いたことがある想いなんだけど。
日頃、町ごとにサインが違う歩行者用信号機が、1台2台あったらおもしろいのにって、思ってる。
「信号機にユーモアと地域色を」を、心の底で、ちっちゃくモットーとして掲げている私。
オランダのユートレヒトでは、ナインチェ(ミッフィー)の信号があった。
ユートレヒト近郊のある町では、お下げ髪の女の子の信号があった。
ベルリンでは、言わずと知れたアンペルマンを見て、胸が高まった。
先日朝日新聞で、辻堂海浜公園内の歩行者用信号に、鉄腕アトムが採用されたと知った。
見に行かねばならんなぁ。
あっ、そうそう。
この絵本、SatocchiがGoedに読んであげたら大好評。
『おやすみかけす』に次ぐヒット作!!
(絵本にまだまだ目覚めないガテン系男子の数少ないお気に入り絵本に殿堂入り)
読書して、メール返信して、気になることは1が2になり3になり、スマホチェックの多いいこと。
バニアンツリーでのこの時間、私の妄想は留まることを知らない。
大体2時間から3時間で、Goedお目覚め。
目覚めれば、私の独り時間を終了させる。
目覚めがいいことが大半。
この日もすぐにニッコリ笑顔。
「へへ、ねちゃったぜ~」ってことらしい。
お会計を済ませて、夕飯の買い出しに行くという流れ。
こんな火曜日の過ごし方は、来春から幼稚園に上がることで、消えてなくなる。
そう思うと、独り時間がないからと、生み出そうと努力している今が、愛おしくもなってくる。
1秒1秒、確実に成長しているGoed。
1秒1秒、後退している私だけど、そこをなんとかGoedのお陰で成長させてもらってるのかもしれない。
こうしてブログを書いている脇で、プラレールアドバンスで独り遊びしてくれているGoedとの時間の共有も、私とGoedで作り上げてきた空気。
なんてことはない1秒だろうが、その1秒を、そこに流れる空気を、今も、春になっても、10年経っても、大事にしたいと思う。
けど、ついつい、アレですわな、忘れがちですわな。
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