2014年6月26日木曜日

『おとうさんをまって』 をおとうさんが読んで

私、この絵本が大好きだ。
出会えて、すごくうれしい。

絵は、私の好きな、"スズキコージ"さん。
文章は、"片山令子"さん、片山健さんの奥さん。


出張がちなお父さん。
誰かのパパも、出張、よく行く。

そのお父さんと"ぼく"と、飼い犬のワンダ。
本の中に、お母さんの気配がまったくなし。
お父さんと"ぼく"、男同士の絆。
"ぼく"とワンダ、飼い主と飼い犬というよりも、親友同士の絆。

口数は決して多くないけど、言葉の節々に、言葉の行間に、愛情を感じる。
たまらない絵本だよ、私には…。

そして、日本ではない、かといってどこの国ともわからない。
でも私には、どこか、昔住んでいたウズベキスタンの雰囲気があるなって思えるところも、好きだ。



お父さんが汽車に乗って、仕事で遠くに行った。
ぼくは、見送ったあの日から毎日のように、ワンダといっしょにおもちゃ屋さんのウィンドーを眺めたよ。

そこにはお父さんが乗って行ったのによく似た汽車があるんだ。







おもちゃ屋さんには、船もあった。
声をかけてきておじさんは、遠い国へゆく船乗りさんだった。
息子さんに、あの船を買っていくんだって。







季節がいくつか過ぎ、お父さんがようやく帰ってくる。
手紙には夕方の汽車としか書いてなかったから、いくつかの汽車は見送ったけど、ちゃんとお父さんに会えた。

お父さんのコートの匂いが大好きさ。
遠くから帰ってくるときは、汽車の煙の匂いがするんだもん。

これは、お土産?
お父さん、ありがとう、あっ、これは…!!



Satocchiが初めてGoedに絵本を読んでくれた。
それがこの、『おとうさんをまって』。

なんだか嬉しい偶然。





今年の2月にSatocchiがインドから帰ってきた時、GoedもこうやってN'EXを待ち、改札でパパを待って、再会を喜んだっけね。

パパを送り出す時の寂しい気持ち。

パパがいない時の留守を守る気持ち。
Satocchiは出張に出る時はいつもGoedに、パパがいない時はGoedがお母さんを守るんだぞって言って出かけて行くからね。

パパが戻ってくる時の嬉しい気持ち。
全てがなんだかリンクする絵本。


また、出張に行く前にでも、Goedに読んであげてほしいな。





絵本をキープしたくなりました

子供が読み聞かせに耳を傾け、耳と目で絵本を楽しんでる姿に、憧れる母です。

我が息子はと言えば、絵本は、まだまだ目だけで楽しんでますわ。
あっ、あと、手でも楽しんでる。
つまり、めくる作業が好きってことですわ。
まっ、楽しんでいることは、いいことです。

とはいえ、読んでる矢先からページをめくられるのは気分が良くないもので、
「折角お母さんが読んでるのに、めくらないでよ!!」
「Goedはそこに座って、手を出さないで!!」
ほーら、出た、私の大人気ない、3歳ホヤホヤのちっちゃい人への攻撃。

悲しそうな顔をして、素直に私の前に座り、手を出さずに聞き始めた。
ちょっとちょっと、いつものように反抗してよ!!
あんなにきつく言ったこと、お母さん、罪悪感感じちゃう~。
でも、大丈夫、ほーら、出た。
「めくってもい~い?」
ベストな形。
でも、後味の悪さは残る。
もしかして、耳を楽しむようになったわけじゃなくて、ただ、音声が終わるのを待ってるだけ?

だよね、ごめんね、今の君は、簡潔な言葉と擬音と絵が心地いいんだね。
0歳用とか1歳用とかでもいいじゃん。
Goedが「オモロ―」と思える絵本、探したる。
そうでなければ、私が、簡潔にしちゃう、とかね!!

そんな彼だけど、それでもやっぱり気に入る絵本というのはあるもので。
先日、図書館の返却カウンターで数冊返そうとした時に、「おうちに持って帰る!!」と言い出した絵本が2冊あった。

『ちいさいしょうぼうじどうしゃ』
ロイス・レンスキー作


読んでいる時は、それこそ、耳を楽しまず、どんどんめくってしまってたんだけどな。

勇敢で頼もしい、
消防士のスモールさん。

出動だ!!
ホースをおろせ!!





まだまだ家具を運び出せるぞ、家具を出せ!!

女の子が二階に取り残されてるぞ!!

スモールさん達の活躍で、消火活動終了。







しっかし、スモールさんの顔ときたら…。
消防士としての、自信と余裕のみなぎる顔ですな。










体操教室の後、いつもの場所で、電車を見たり、本を読んだり。
この後、図書館へゆくのが、いつものコースになっちょります。





そして気に入ったというもう一冊が、
『でんしゃ』
バイロン・バートン 作・絵。

キリッとしたシンプルさとかわいさが、私も好き。
しかも、多分Goedが一番に借りたのかな、まだ折り目もなく、いつ開いても、紙の油の匂いがいい匂い。
Goedにも、この匂いとこの本を、リンクするレールを引いてあげようかね。


そして、気に入った部分はあるけれど、
「これは、かえす」
とあっさり返した絵本もありました。

『ガッタンゴットン』
スズキコージ 作・絵

私の大好きな作家さん。
しかも、私が好きになったキッカケとなった絵本。
なのになぁ。


ただただ、貨車の音だけが響くページ。

駅の到着時のみ、駅名が響く。
「ハベラスト ランパ」
「ハベラスト ソンテ」

その時のGoedのウケ様が面白くって、私もちょいと、エスカレート。



それでも、あっさり返すんだねぇ。



なににせよ、お気に入りの絵本ができたということは、嬉しいじゃありませんか。
以前書いた、『おやすみ、かけす』に関しましては、購入の運びとなりました。



Goedは、喜んでます。

毎晩、読んでます。
喧嘩することなく、良いタイミングで、めくってます。



ずっと前に買っておいた"蔵書票"、貼ってみました。
これは、Goedの、本です。









2014年6月24日火曜日

ねーちゃんたちといっしょ

おいらには、ねーちゃんが二人、いるんだ。
玄関開けて、トットットって歩いた場所に住んでる。

外でもよく遊ぶ、うちでもよく遊ぶ。
ってか、あそんでくれてる。

おいら達が仲良くすればするほど、akkoさん達は、おいしそうにコーヒーを飲んだり、お話に花を咲かせてるみたい。



6月23日今日はね、りーちゃんが小学校が代休。
だから、ゆーちゃんが幼稚園終わったらすぐに、新江ノ島水族館に行くことになったんだ。

おいらも午前中はキッズサークルで遊んできたよ。
「ごはん食べたら少し寝て、エネルギーチャージしたら」ってakkoさんは言うけど、おいらコーフンしちゃって、寝れないっす。
そういえば、オルゴールCDがかかってたっけど、効果ゼロだね。

ねーちゃん達のママのさーちゃんは、一足先に幼稚園にお出迎え。
14時20分に玄関前で、りーちゃんと待ち合わせ。
akkoさんは大人として、各家の戸締りをきちんと確認、えらいじゃん。

駅までは、公園のブランコしたいとか、サトチャンと写真撮りたいとか、ロスタイムを作ったけど、それはakkoさんの想定内だとか。

りーちゃんに、
「東海道線行っちゃうよーっ!!」って言われると、
「やべっ!!」ってあわてちゃうおいらでした。





ゆーちゃんとさーちゃんと無事に改札で合流。
ゆーちゃんは、ササっとワンピースに着替えちゃう。
予定通りの東海道線に乗れた!!

今日はベビーカー無しだから、藤沢駅での小田急線乗り換えが楽チン。
15時半のイルカのショーを見るために、乗り換えも、エノスイまでの道のりも、大人に急かされ急かされ、子供は大変だよ。

でもね。
その甲斐あって、イルカのショーには間に合ったんだ。

まずは、アシカさんのご挨拶。
そしてイルカさん達のショーも始まったんだ。



akkoさんは、このお姉さんの雰囲気が大好きなんだって。

おいらが連れてくるお嫁さんが、こんな人だったら、akkoさん、即OKくれるかなぁ。



そしてそして。
いよいよ、りーちゃんとゆーちゃんとおいら、そしてさーちゃんもakkoさんも楽しみにしていた瞬間がやってきたよ!!

最近おいらがやってるイルカショーごっこを、りーちゃんもゆーちゃんも、はたまた、さーちゃんも一緒にやってくれるんだ。

一人はお兄さんになって指示を出す。
他の人達は、イルカさんになって、ヒーって言うの。
みんなでやるとおもしろいんだぜぇ。

拍手1回で、イルカさん1頭が「ヒー」と鳴く。
拍手2回で、イルカさん2頭が順に「ヒー」「ヒー」と鳴く。
拍手5回で、イルカさん5頭が順に鳴くのである。

それがあって、今回のエノスイ遠足の話が持ち上がったんだよね。

それが今日は、本番だったんだ。
うまくできたと、ジフしてるぜ、おいら…。
タッチプールのコーナーに初めて入ったぜ。
鮫とか蛸とかヤドカリなんかにタッチタッチ!!

akkoさんは手荒れがひどいから、海水が沁みて、ここでも「ヒー」。
その代わり、飼育員のおじさんに、この鮫は食べられるのか、質問してた。

鮫の肉って、シントーアツチョーセー(浸透圧調整)のために、多量の尿素が含まれているんだって。
漁獲後、どんどんアンモニア臭くなっちゃうんだって。
だから食べれられない鮫がいたり、調理法次第みたいだよ。
地方のスーパーに行くとよく鮫を見るけど、みんなどうやって食べるんだろ。


次はウミガメさんでーす。


どぉ?
カメのモノマネしてみたの。
おいらの十八番は、カワハギなんだよ。


世界最大のカメさんが、
このオサガメ。
みんなで乗っかってみた。

まだ一人乗れまっせー。




みんなでカメさん観察。
おいらに見えるのは、砂と水ばっかり。
早くりーちゃんくらいおっきくなりたいよ。


16時40分か。
いけねっ!!
エノスイ、17時までじゃん。
ソフトクリームのお店が閉まっちゃうぜ。
集合写真も撮らなくちゃいけないのにー。


さーちゃんとakkoさんはさ、時間がないっつぅのに写真撮りまくってる。
オンナってのは、こういう情緒的なものが好きなんだよね。

それとも、カメノコーよりトシノコーってこと?

なになに??
「今の時期しかやってないんだから!!」って言ってるぞ。
ただの限定モノ好きってヤツ?!


ギリギリセーフ!!

記念写真コーナーのお姉さん達、まだいた。
機材は撤収しちゃってたけど、撮影は、ノリノリでやってくれたよ。

おいらは誕生日ハットをかぶったんんだ。
だって、おいら、2週間前に3歳の誕生日だったんだもん。



ソフトクリームのお店も、すべりこみセーフ!!
おいら達が購入して、closeの看板、出たんだ。
でもね、テーブルで食べて行っていいですよって、お兄さんが。
これはこれは、ありがたい!!
今回は、フレーバーはヨーグルト味、おいらはバニラとのミックス食べたけど、akkoさんがエライ気に入ってたっけ。






食べ終わったところで、おいらのエネルギーも、いよいよ切れちゃった。
いつもは素直になれないおいらだけど、正直に、「ねむい」って言わしめるほどに眠くって、akkoさんに抱っこしてもらったよ。

「akkoさん、重い?」
akkoさんは、うん重いと答えたけど、だからといって降りたくないからね。

でも、耳元で繰り広げられるakkoさんとさーちゃんのおしゃべりで、おいら、眠れない…。
片瀬江ノ島駅の手前で、半目に飛び込んできた、りーちゃんのラムネみたいなやつの誘惑、あーん、もう寝るの、やめたやめた!!


電車に乗れば、おいらは更にご機嫌さん。
ちょっとお行儀悪いけど、カメラを向けられると、なんかしなくちゃって思うのは、 どうしてなんだろ。

実はね、今夜は、みんなでごはんを食べるんだ。
みんなの気持ちは、ひとつにまとまってる。

"スシロー"さっ。

水族館からの回転寿司。
ストーリーがあって、抜群だって、akkoさんは喜んでたけど、娘達よ、オテヤワラカニって聞こえた…。
北海道育ちのこのねーちゃん達は、海の幸大好きっぽいからなぁ。

大人は、ネタが良いって、満足気だったよ。
akkoさんは、穴子で〆てたっけ。


りーちゃんゆーちゃんが飲んでるあさりの味噌汁、もらったんだ。
身がなくなると、ゆーちゃんに教えてもらった、正しい浅利汁の飲み方ってやつで、汁をすする、あー忙しい忙しい。

akkoさん、ちょっと、ちょっと待ってよ。
ポーズを仕込中なんだよ~。

りーちゃん、甘海老からおしょうゆ、たれそうだよ~。




お行儀悪いけど、今のおいらには、これが一番イケテるポーズだと…。
とはいえ、この写真、パパが見たら、怒るかもよ~、akkoさん、大丈夫?



おうちに着いたのは、さーちゃん達が、20時00分。
おいらが、20時00分02秒。






家に入ったと思ったりーちゃんが、「お誕生日おめでとう~!!」って、おいらにおっきなプレゼントをくれた。

わ~、「ありがと!!」。

りーちゃんが選び抜いたプレゼントなんだよね。





『昆虫の迷路』だって♪
おいらにはちょっと、迷路とか隠し絵とか、よくわかんないんだけど、ナレってやつを手に入れればいいのかもね。

楽しくなるのは、遠くない未来だな。

この本、いろんなシリーズが出てるみたい。
おさかなの迷路って、ないのが残念。
もし、お魚の迷路って本だったら、今日のお魚度は、すごかったよね!!



すぐにお風呂に入れってakkoさんが言ってる。
じゃ、お風呂入ってくんね。

りーちゃん、ゆーちゃん、それから、さーちゃん、また、遊んでね。
明日も、小学校、幼稚園、体操教室、みんなみんな、朝からがんばろう☻