2015年8月19日水曜日

奇跡の水やり

我が家には、朝顔があります。
毎日一日一回、暑さが厳しい時はできれば二回、水やりをしなくてはなりません。
はて、旅行中は、どうしましょう。

そんな時は、もうね、遠慮なくね、御近所さんに、お願いしちゃう!!

同じフロアのSKちゃんちとは朝顔仲間、お互いに預け預けられ。
圧倒的にうちが預けてるけど…。
そしてもう御一方、やはり同じフロアのSaPが、朝顔仲間両家が不在の時の強い味方、女神様!!

私もみなさんの役に立ちます、立ちます、何なりと御用命お申し付けくださいな。

片栗粉、ケチャップあります!!(今思い出すだけで、コレラ、お互いにもらったりあげたり)
卵、ありません!!(一昨日、SaPにもらおうと思ったら、SaPんちもなかった…。SKちゃん帰省中。)
お金、ありません!!(ないないっ、、ムーリー)



そんな折に図書館で予約していた絵本が手元に廻って来たんだけど、なんとまぁ偶然!!
近所の人達の鉢植えを預かる男の子の絵本。

『はちうえはぼくにまかせて』
作:ジーン・ジオン
絵:マーガレット・ブロイ・グレアム
訳:もりひさし






夏休みに旅行に行く人達の鉢植えを預かるアルバイトをすることにしたトニー。
植木鉢1個、1日2セント。

置く場所、水の加減、植物によって違うのよね。
もちろん、全て心得ております。

ただ、鉢植えの多さ、食事は森でピクニック状態、テレビはジャングル状態、お風呂は湖水浴状態、両親は大変居心地が悪そう。

図書館で植物のことを調べようとたくさん本を読み、必要な道具を園芸店で購入。


本に書いてあった通り、伸びた枝を鋏で刈り込み、切り落とした枝を買ってきた小さな鉢に植えた。

そうして旅行から帰ってきた人達に、預かった鉢をよりよい状態で戻し、お金をもらった。

小さい鉢は、子供達にあげるためだったのね。

パパが言いました。
「鉢がなくなってさみしいな」
「仕事が忙しくなくなったんだ、うちはこれから夏休みとしよう」


あとがきで、訳者の"もりひさし"さんも書いてらっしゃったけど、子供のアルバイト、夏休みの長期バカンスなど、日本とは違う文化を、すんなり知ることができる絵本。
鉢植えを育てるおうちが多く、みんな緑を求めているんだなってことも知れる。

お金を稼ぎたいからではなくて、困った人の役に立ちたい、みんなの笑顔が見たいから、探究心と好奇心と実行力が、トニーを押し上げる。

『どろんこハリー』の製作コンビだけあって、あったかい内容が、あったかいイラストに更に後押しされて、ほのぼのする絵本なのだ。


アメリカンな映画やドラマで、夏休みに子供達が、お小遣い稼ぎに、家の前でレモネードを売る光景、見るよね。
(こんな記事、あります)
こんなシステムがまかり通る社会、すてきだと思う。

あっ、そっか!!
私も、ママ達にではなくて子供達に、「アルバイト」ってことで朝顔を預ければよかった!!
御土産を渡すんじゃなくて、もっと、アメリカンな感じでもよかったのかもよ、akkoさんよ。


御近所さんのお蔭で、うちの朝顔ちゃん、元気です。
(もう、花は咲かないけど…)



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