2017年2月20日月曜日

東京湾をきれいにするために自分ができるコト

10月21日から23日は、横浜赤レンガ倉庫で"東京湾大感謝祭2016"だった。

その中で、とっても興味深かったイベントがコレ。
"海にいいこと、やさしいこと、考えよう!
WONDER ACTION CAFÉ 2016"

司会はあの、海の生物、特にアサリに詳しい"枡太一アナウンサー"と、競泳女子の"萩原智子さん"。

東京湾をきれいにすることは、私達現代人の使命であり、自分自身、その姿勢を保っていきたいと思う。
そのためにはどうしたらいいのか。
どういう考え方を持つことが、東京湾をきれいにすることに繋がるのか。
大きいことができない私は、何をすればいいのか。
様々なパネラーのみなさんのプレゼンテーションが、たくさんのヒントを教えてくれた。

海岸や海にゴミを捨てない、ゴミを拾うってことは、とてもわかりやすいアクションだけど、もっともっと普段の生活でもできることがあるんだね。

環境省自然環境局の方のプレゼンテーションが私にはとても響いた。
環境省の提言する"5つのMY行動宣言"。
これなら私もできそうだ。
私も手を挙げます!!

 ◎Act1 たべよう
  地元でとれたものを食べ、旬のものを味わいます。
 ◎Act2 ふれよう
  自然の中へ出かけ、動物園、水族館や植物園などを訪ね、自然や生きものにふれます。
 ◎Act3 つたえよう
  自然の素晴らしさや季節の移ろいを感じて、写真や絵、文章などで伝えます。
 ◎Act4 まもろう
  生きものや自然、人や文化との「つながり」を守るため、
  地域や全国の活動に参加します。
 ◎Act5 えらぼう
  エコラベルなどが付いた環境に優しい商品を選んで買います。

文部科学省の方のプレゼンでは、私も何度となく読んだ『Sence of Wonder』の話が出てきたぞ。
著者のレイチェル・カーソンの言葉…
「"知る"ことは"感じる"ことの半分も重要ではないと強く信じています」
「よろこび、感激、神秘さなどを子どもと一緒に再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、少なくともひとり、そばにいる必要があります」

この言葉は常に自分の胸に刻んでおきたいと思ったのに忘れてました。
思い出させてくれてありがとうございます。
必要なんです、自分にも、息子にも、地球を守るためにも。


下の階におりると、「海藻おしば」ができるブースがあったよ。

海藻にはいろんな種類があるってことを、ポストカードを製作しながら学んでゆく。
実際に触りながらね。

完成したポストカードは後日送ってくれるんだって。



外のブースでいいなって思ったのは、横浜市立大学の料理部の学生さん達が、横浜金沢産のワカメを料理して試食をさせてくれたこと。

彼らは、ワカメの地産地消によって、海のCO2吸収など温暖化防止の効果があることをアピール。
料理部のみなさん、文化祭以外に活躍できる場所があり、社会貢献もできて、大学生活で意義あるアクションができたんじゃない?
拍手です♪




それから、文化放送と"遠忠商店"がコラボして加工している"ホンビノス貝の佃煮"。
江戸前の貝にこだわる老舗の佃煮屋さんが作る佃煮の原料は、今まではアサリやシジミ。
1990年代後半からは、船のバラスト水などに混じって採れるようになったホンビノス貝をも使用することで、東京湾をきれいにすることに一役買っているそうだ。

ホンビノス貝はアサリよりも大きくハマグリに似ていて、アメリカのクラムチャウダーではこの貝が定番。


そして、こういうイベントのオープニングセレモニーって、各方面から祝辞ってあるけれど、つまんないから一般人は聞くことないよね。
でも、我が家、聞きました。
聞いてよかった。
だって、おもしろかったんだもん。
偉い方々がこんなにも心地よいスピーチをすることもあるんだと、なんだか私、嬉しかった。

菅官房長官なんかも登場したのよね。
菅さんって、横浜在住なんだって、「ただいま」的なこと言って和んだねぇ。
同時開催していた「ふるさと納税感謝祭」も、SPに囲まれながらも練り歩きつつ、向かった先は出身地の秋田県のブース。
すてきだね。

私達も、ふるさと納税感謝祭を散策。
特に気になったのは、岩手県西和賀の"湯田牛乳公社"の乳製品。
かわいいパッケージの乳製品に、どうも弱い、私でやんす。

パックのヨーグルトを見ると、同じ岩手県の岩泉ヨーグルトを思い出す。
去年の夏の台風で被災し製造ができなくなった岩泉乳業さんが、来年の夏に再開目途が付いたそうだ。
お店に並んだら、買わせて頂きます。
我が家のちっちゃな消費だって、岩泉乳業さんを盛り立てることができると信じて。
私の行動宣言!!


イカ親分と呼ばれる、長崎県の壱岐在住のイカ釣り漁師の大久保さんによるスルメイカ料理の実演も、おもしろくタメになった。

イカをサッサと捌き、「斜めに包丁を入れると油が跳ねないんですよ」、「男料理ですが」と、イカを揚げる。

このブースは、テントのブースなんかじゃなくて、是非セレモニーをやったステージでやってもよかったのではと思ったよ、私は。




さぁ、勉強もしたし、東京湾をきれいにする気持ちも新たになったところで、夜ご飯と行きましょう。

ワールドポーターズにあるメキシコ料理屋さんに何気なく入ってみた。
ココ、いいわっ!!

窓側の席に座ると、コスモワールドが目の前に広がるの。
そんな夜景を見ながらのおいしいごはん。

次に来るときは、オバマさんはトランプさんに代わっているのかな?

忘れた頃、仕上がった海藻おしばのポストカードが送られてきた。
ありがとうございます、海藻おしば協会さん。

これは、あんなに感銘したMY行動宣言も、レイチェル・カーソンの言葉も忘れてしまいそうだった私に、「忘れるなっ!!」との喝のメッセージかもしれないね。

東京湾をきれいにするために、こんな私にもできるコト、ありそうです。

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