2016年8月1日月曜日

ロングドライブ to 瀬戸内~瀬戸大橋から尾道~

瀬戸内旅行4日目の5月5日。
今日は香川の高松から、瀬戸内海を超えて広島の尾道へと向かいます。
ルートとしては、しまなみ海道と瀬戸大橋のふたつ。
今回は瀬戸大橋に決定。
しまなみ海道はまたの機会にゆっくりと。

香川のぽこんぽこん山も見納め。
ただ横浜に帰ってきてからも、ポコンとした山を見るとGoedは「ぽこんぽこん山だー」と言うけどね。

瀬戸大橋のほぼ中間に与島PAがある。
瀬戸大橋のビュースポット、立ち寄る。
橋は二段で、瀬戸大橋線が道路の下を走っていることがよくわかる。

この橋、1978年に着工してから9年6ヶ月をかけてオープンしたんだって。
まさに夢の大橋だね。
与島PAは公園のようになっているから、Goedは走る、転がる、笑う。

なんとも気持ちの良い場所だ。

橋の真ん中、瀬戸内の真ん中、我が家の旅の真ん中。
真ん中って、いいね、楽しいね。
インフォーメーションで"わたるくんポストカード"をもらって、"わたるくんポスト"に投函。
宛先は、opa en oma。

瀬戸内に来てるよ~的な想いを絵にして完成した模様。



さてさて。
どうして尾道なのかというと、Satocchiが出張でよく行って帰ってきては、楽しそうにしてたのよね。
いつも私の大好物の"イカの姿フライ"、いろんな種類を買ってきてくれてたし(笑)。
きれいな街だとも聞いていたし、私の憧れの"おやつとやまねこ"の"やまねこプリン"がある街。
辿りつけるかな、やまねこプリンに…。

ホテルにチェックインして荷物を置いて散策開始。
まず初めにしたことは、初ナンバー3。
こういう非現実的な時に当てに行ったら非現実的な当選ってことがあるような気がしてね。

結果は。
そう簡単に幸せは舞い込んでは来ないことを、痛感するに至る。

尾道の長い長い商店街を散策しながら、千光寺へ向かうことにする。
山と海の間にスーッと伸びる商店街。
海へも山へも、商店街から路地が伸びる。


腹が減ったので、ここは尾道ラーメンと行きたいところだけど、どのラーメン屋さんもなにしろすごい行列。
ちっちゃいながら旨そうなパン屋さんを見つけたのでコッチにしましょ"パン屋航路"。
完全に『暗夜行路』、モジッてます。

コッチにしてよかったわ!!
カレーパン好きな我が家の舌がうなりました、絶品カレーパン。




尾道のお店、レトロでお洒落。
クロネコヤマトだって、お洒落さん。

うば車店も、お洒落さん。
あ、でも並んでる商品はおばあちゃん達のコロコロだったけど…。

入りたくなっちゃうお店ばっかり。
キョロキョロしちゃって、千光寺にさんになかなか辿りつけなーい。






ガイドブックにあった"大和湯"。
ここは元銭湯。
今じゃカフェで、御土産も販売、様変わり。
裸で体を洗ってた洗い場でみなさん珈琲飲んでる。
リノベーションもリノベーション。
素敵な試み。



もうひとつガイドブックを見て寄りたかったお店"工房尾道帆布"。

元々尾道は、北前船の寄港地であったこともあり、帆布を盛んに織っていたのだが、戦後、合成繊維にポジションを奪われてしまう。
地元の女性達が帆布を使って、クリーニング屋さんの隅っこでミシンひとつでコツコツ製品を作ってみたところ人気となり、今では大人気のお店なのだ、そうだ。

私はここで、英語の授業に使うペンケースを新調。
授業でカバンから取り出す度に、ここで選んでたシーンを思い出す。


はい、Goedがこのお店をスルーするわけもなく。
おもちゃ屋さんの"コマサ"。
店頭にでっかいウルトラマンエース。
店長さんに聞いたら、コレ、ガチャガチャなんだって。
確かに膝小僧のところが取り出し口になってる。

そして店内にてウルトラマンのソフビを探す緑のポロシャツチーム、大興奮。
コスモスもダイナも持ってるじゃんって思うでしょ、普通。
それが、なんちゃらタイプっていう普通じゃないやつなんだってさ。
兎にも角にもヨカッタね。

マンホール部の私は、尾道柄の消火栓マンホールを見つけたことや、浮世絵風のサイクリング大会ポスターを見つけたことが、嬉しかったケド。


さていよいよ千光寺のケーブルカー。
運よく一番前に乗れて、気持ちよくてっぺんへ。

更に展望台に登って、ジャッジャジャーン。
尾道水道、その向こうは向島。
こんな所に生まれ育ったら、私の人格、違っていたかもって思えたよ、この風景。






ケーブルカー、往復で買っちゃったけど、下りは"文学の小道"と名付けられた山道を足で下りる。
所々に、尾道に所縁のある作品の一説が刻まれている。
林芙美子の『放浪記』、志賀直哉の『暗夜行路』、十返舎一九、
正岡子規などね。

あぁ、私はてんで駄目。
日本文学、全然知らない…。
放浪記は、仲間由紀恵さんの舞台を観させてもらって知るとしますか。

尾道は、坂の街、寺の街、映画ロケの街だとか。
これは身をもって実感。
坂多い、寺多い、映画ロケで使いたくなるであろうノスタルジー漂う街。

そんな街で、持って来ていたチチヤスのレモンヨーグルトを食べる。

そんな街で、Goedが両親の写真を撮ってくれた。
なかなかどうしてこのお方、写真を撮るのが得意でやんして、よく私もGoedに撮影を託すことが多いのです。
この写真と撮る時は、「あー、ふたりとも、もっとくっついてー」と注文が飛ぶ。



そういえば今日はこどもの日。





やっとお山のてっぺんから下り切りました。
するとそこは線路。
この線路の下をくぐって向こう側に行くんだけど、迫力味わえちゃうはずよね、この至近距離!!

んじゃ、待ちましょう、黄色い電車、山陰本線ですか。

うぉぉーっ、来たーっ!!
やったー、めっちゃ、はっくりょくーっ!!、と、大喜びのGoedさん。


振り返ると千光寺、お山の中腹。
前を向きなおしてこのまま歩けば、海ですよ。

たくさん歩いたね。
ちょっとくたびれたね。
私、行ってみたいカフェがあるの。
すぐ近くにある憧れの"おやつとやまねこ"の姉妹店。
"やまねこカフェ"。


ということで、海沿いにあるこのカフェで冷たいものを。
生き返る~。
なんだか忘れたけど、緑チームに冷やかされて、すっかり冷えたことも思い出したわ。

他のお客さん達が、やってきた。
「すみません、こちらにプリンありませんか、あちらは売り切れちゃってました」

こちらもないってことだから、あら、私達も買いそびれたことが発覚。
やばっ、明日の出発時間はプリンを買ってからということになりますな。

プリンが完売してしまったお店の前は、さっき見た行列のギョの字もありゃしません。

老舗"からさわ"のアイスモナカを頂き、気を取り直す(予想以上に旨い)。

夜ごはんは、広島焼きだ。
"すみちゃん"、予約済み。

お父さんが焼いて、息子二人がバイトでホールってとこでしょうか、感じもよかったし、ゆっくりと、広島焼きも尾道焼きも味あわせて頂きました。




夜ごはんの後は、夜散歩。
ホテルの近くに、ガイドブックで気になるスポットがあるので行ってみる。

しまなみ海道と言えば、サイクリスト達の聖地。
尾道はしまなみ海道の出発地点でありゴール地点。
その尾道の船着き場にある"U2"という複合施設が、サイクリスト達の聖地なのだそうよ。
ホテル、サイクルショップ、レストラン、雑貨、サイクリストでなくても楽しめるね。




U2からボードウォークを辿って夜風を浴びる。
Goedはひたすら走る、側転、ジャンプ、ウルトラポーズ…。


尾道、結構エキゾチック。
"白ポスト"、有害な本を入れてくださいだって。
有害な本って言ったらやっぱり、エロ本とか青少年によろしくない系のモノですよねぇ、でもなんで白いポストなのか、読んだ本人がここに入れるのかな、疑問が頭を駆け巡る。
"リサイクル自転車を使用しています 03"、レンタル自転車なのかな、兎に角自転車を愛する町なのだ。
コンビニの駐車場には、ロードバイクのためのレーススタンドを設置してたりする。
所変われば、有るモノ変わる、わけですな。

所変わっても、夜のおやつにアイスは食べる。
所変わっても、ソフビがお友達。

こういう"自分らしさ"を持つことも、大事なことだと思ってますよ。

所変わると、元の所の良さも悪さも知るし、自分のことも知るのだと思ってますよ。

だから旅って、いいのだと思ってますよ。

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