2015年3月2日月曜日

そしてやっと、『そして父になる』

ドイツに住むGulmiraから、残念ながら、クリスマスカードがリターン。
このカード、ドイツまで旅をして帰ってきたのだねぇ。
お疲れ様でございました。

時同じくして、新聞を見ていたSatocchiが、叫んだ。
「『そして父になる』、テレビでやるわっ!!」

あぁ、ほんと、偶然が重なること…。





GulmiraからFBにメッセージが来たのは去年の10月
「お義母さんと一緒に『LIKE FATHER LIKE SON』を観たよ。すごく感動。泣きっぱなし。特に男の子がすごくいいの。日本語オリジナルも、観てみたいな。映画観た後、akkoのこと思い出したわ。」

この『LIKE FATHER LIKE SON』こそが、『そして父になる』なのだ。
映画の公式サイトを調べて内容を知ると、その日の昼間に読んだ絵本と内容が重なり、その偶然が、私にはとてもハッピーに思えた。

そして、残念ながらクリスマスカードはドイツのGulmiraの元に届かず舞い戻ってきたものの、戻ってきたまさにその日に、彼女が教えてくれた映画がテレビで観れる偶然、なんか、残念な気持ちなんて、まったくもって御破算だ。

Satocchiは、この映画のDVDを正月休みにレンタルして観ることが叶わなかったこと、気にしてくれてたからね。
今日という日は、喜んで一緒に観てくれた。
21時前には全ての家事を片づけて、TVの前に、スタンバイ。

6年間、自分の子供と信じて育ててきた息子は、病院の新生児取り違いによる、他人の子供だった。

血を取るか、愛した時間を取るか…。

あってはいけない事故なのだけど、事故は現実にもあったようだ。



子供にとっては、血なんて大人な事情はわからない。
ただただ一緒にいた人達を、お父さんと呼びお母さんと呼び、その存在を頼りにして、彼らから愛されることに喜びを感じて生きてきたはず。
知らず知らずに一緒にいた時間は、彼を彼らの色に染め、彼らは彼の色に染まって。
世界に一つしかない、"家族"になっていたんだ。

福山雅治が演じるエリートサラリーマンの父は、血を選ぼうとしていた。

リリー・フランキー演じるワイルドで自由気ままな自営業の父に育てられた息子は、どうしても元の家族と暮らしたかった。

福山雅治に育てられた男の子は、生みの家族の下で暮らそうとした。
なぜなら、ずっと大好きだった父と、"ミッション"という名のある約束をしたからだった。

約束を大事に守ろうとする子供、そういう子供に育て上げた両親、この3人が作り上げたものこそが、世界にたったひとつの価値観、世界でたったひとつの家族、だったんだ。
それは、血が作ったものなんかじゃない。


そんなこと、考えた。

それから、こんなことも考えた。
世の中の親子には様々な理由で、「顔が似てる似てない」を言われたくない人達が少なくいんだということに気付かされたのだ。
胸に刻まなくちゃ。

それと同時に、もう15年位前に観た『愛を乞う人』を思い出した。
母親に虐待されてもなお、母に「いいこだ」と言われたかった女性の、自分探しの映画。
『そして父になる』とは全く論点が違う映画だけど、「家族の在り方」という点を考えた時に、リンクするんだな、私の中で。

次はどんな映画に出会えるかな。





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