2013年4月3日水曜日

初めてのフライトは鹿児島なり

1歳9か月にしてGoed、ようやく初フライト。
2歳までは無料ですからね。
「いつ乗るの?」
「今でしょう。」


行先は芋焼酎天国の鹿児島。
日程は3月9日からの2泊3日。
私の母の故郷なのだ。

従弟のKazuki、旅作りのサポートを大いにしてくれて感謝感謝。
いえ、Kazukiだけでなく、鹿児島の親戚みーんなが歓迎してくれて感謝でした。
Satocchiいわく、
「akkoちゃんはいい親戚に囲まれて育ってきたんだね」と。
はい、その通りです!!

さぁ、今更ながら、どんな旅だったのか、思い出し思い出し、綴ってみるのだ。

ワクワク♪
旅って、家を出発して乗り物に落ち着いた瞬間が、一番幸せな時間だと思うの。
つまり、今回の場合は早朝4時20分に予約しておいたタクシーに乗った時。
出発の瞬間までバタバタだけど、乗り込んでしまえば忘れ物しようが、もう後戻りなし!!
さぁ、旅のスタート。

Goedも何か感じるのか、4時だというのにテンション高し。

タクシーとリムジンバスが私達を羽田空港に運んでくれ、
飛行機が私達を鹿児島に運んでくれる。

Goedの初フライトはグーグーzzzでグー♪
起きてる時は絵本で乗り切る。
離着陸はお水を飲んで、耳対策。
愚図ることなく飛行機は、ソテツの似合う、鹿児島空港に到着。



レンタカーで一番初めに向かった先は、姶良の重富海岸。
ここから桜島がきれいに見える、ということよりも何よりも、
"松ぼっくりロード"に身を置いてみたかったのだ。


白い砂浜に松林、
そこに延びる
松ぼっくりで仕切られた小道が、
ちっちゃなちっちゃなカフェと博物館へと導いてくれる。


カフェも博物館も、のぞくだけになっちゃったけど、
すてきな取り組みをしていると共感。

ここ重富海岸で鹿児島弁を聞きながら、松ぼっくりと戯れるGoedを見てたら、現実から離れたことを実感。

さぁ、鹿児島を満喫するぞぉ。

でもぉ、肝心の桜島は完全に、霞の向こう?!




次の目的地は重富海岸からさほど離れていない窯元"宋艸窯"。
"みんげいおくむら"さんのショップなどで知って、素敵だなぁって思ってた。それが、重富海岸のある町にあるという素敵なリンク。

お邪魔してきました。



Goedを解放するには
あまりにも危険すぎるギャラリー。
なのに奥様が、売り物で私の憧れのパイ皿をひょいっとテーブルに置き、コアラのマーチを置いてくれるではないか。
なんて贅沢な1歳児よ。


蕎麦猪口をふたつばかし、と思ってた。

こういう時のSatocchiは太っ腹・・・。
「4つあった方がおもしろいんじゃない?」

考えの変わらんうちに、でもじっくりと色の選考に取り掛かる!!





すてきな買い物ができました。





ギャラリーの縁側にはつわぶき。
奥様が「取ってきてそのままにしちゃって・・・」と。
うちの母がよくきゃらぶきを好んで食べていたのは、鹿児島の人だから?



さぁいよいよ鹿児島市内へ突入です!!


鹿児島市の街中は、中央を路面電車が走ってるのと、天文館なるアーケード街が広いため、一方通行が多いように思われる。そのため、従弟との待ち合わせの場所に、カーナビでは、なかなか辿り着けず。Satocchi、慣れない場所での運転、お疲れ様・・・。

まぁ、そんなことはさておき。
無事にみんなと合流できた後は、まずは腹ごしらえ♪

Kazukiに課したミッション。
「東京に進出していない旨い鹿児島ラーメンを食べさせよ」
これはポッシブルだということで、天文館の"くろいわ"へと連行される。
は~、旨かった。
Goedもチュルチュル美味しそう。




豚骨でありながらあっさりした感じ。
これが鹿児島ラーメンの特徴だと思ってよろしいのかしらん。
ハシゴした訳ではないので分析ならず・・・。



さぁ、お次の目的地はマルヤガーデンズ4Fの、
"D&DEPARTMENT PROJECT KAGOSHIMA by MARUYA"と"CHIN JUKAN POTTERY"。

なにはさておき、薩摩モノの雑貨が欲しいのだよ。
ここにはある、鹿児島ならではの、伝統とお手頃価格とモダン。

一味違う薩摩焼、
おしゃれなラベルの甘くて美味しい鹿児島の醤油、
庶民のお守りオッノコンボ、
桜島の椿のオイル・・・。





オッノコンボさん、今では我が家の玄関で、会津の起き上がり小坊師さん達と合同で、堅固の守りを担ってくれています。
どちらも、家族の人数+1人で座っていただくことでご利益があるのだそう。
だから4名様に来て頂いております。




ショッピングの後はスイーツよね。
鹿児島のスイーツと言えば、白熊。
"むじゃき"の白熊でしょう。

3月だというのに25℃の夏日のこの日。
いつ食うの?
今でしょう!!

私が食べた、"南海の黒熊"。
黒蜜ときなこがかかった氷山が小豆の海に浮かんでいる、感じ。
でも実は、イメージは桜島なんだそう。
さくらんぼはマグマ?



つまり、こんな感じ??  →






ふくれ菓子も気になるのよね。
かるかんと、違うの?
Kasukiへのミッション、「"Fuku+re"に連れて行け」。
しかし、「こっちの方が美味しいよ」という、お嫁さんとEmikoおばさんとの集団反抗的アドバイスにより、
"〇八ふくれ菓子店"へと連行される。

うまーい♪
全員、反逆罪で逮捕するぅ~。



蒸しパンより10倍しっとりおいしい、篤姫のおやつ、ふくれ菓子♪
あぁ、癖になる~。

いつ食うの?
今食べた~い!!


この日は黄砂の影響とも桜島の噴火ともPM2.5とも判断に悩ましい理由で桜島は霞の向こう。
それでも、叔父の眠るお墓のある丘の上から桜島を間近に見て、
鹿児島にいること益々実感。
Kazukiの長男坊、Ryoくんも一緒。

叔父・・・。
9.11の数日後のウズベキスタン行きの航空券を持っていた私。
父も他界して私を止められる人がいないと判断した母の取った作戦は叔父からの電話だった。
「akko、どうしてもウズベキスタンに行くというなら、縁を切ってから行け。」
ウズベキスタンとアフガニスタンは国境を接してますからね、それに私、バックパッカー、何をしでかすかどこに行っちゃうかは風任せ・・・。
私のことを考えてくれてる人がいて、その制止を振り切って行く必要はないと判断を下した。
物腰の穏やかな、思慮深い、強い人でした。


この夜は、温泉でホッコリした後、そんな叔父の写真が見守る中、芋焼酎と叔母の薩摩料理の数々で深夜まで続く大宴会。
Satocchi、この宴会を楽しみにしてたんだもんね。
楽しそう♪

Yちゃんも来てくれた。

Goedが従兄のRyoくんに自分から抱っこ。
叔父にあたるYちゃんに寝かしつけられ。

人懐こくいてくれるGoedに喜ぶ両親です。







 

翌日は、芋焼酎の蔵元"さつま無双"で試飲。
20種類の試飲にまでは及ぶことできなくともそれなりに。

気になってた酒職人ギルドのラベルの"もぐら""あかしや福助"などは、中身を作っているものの、売ることはできないのだそう。
正規代理店を教えてもらうと、なんと我が家の目と鼻の先の
"込山仲次郎商店"ではないか!!



それと先日行った綱島の"吉祥"ね。
戸塚に帰ってから即、込山仲次郎さん入店アーンドcheck。





薩摩揚げの"揚立屋"に寄って、横浜サイドの親戚にお土産発送。

プレーンが一番好きだけど、ここの薩摩芋入りのが旨い。
パッケージもかわいくてお土産にピッタリ。




Goedはこの鹿児島旅行では3日間ずっと、Emikoおばさん大好きっ子。
発送手配を待っている2人は、どっからどう見ても、ほんまものの、孫とおばあちゃんだよね?!

それはそうと揚立屋、丸の内のKITTEにオープンしたよ!!
東京進出、嬉しいような悲しいような。



ランチは黒豚の"いちにぃさん"。
子供が3人大人5人、賑やかな黒豚しゃぶしゃぶランチ。
叔母達に、たらふくご馳走になりました。


Goedは従兄のお兄ちゃん達とも一緒に遊べて汗かきまくり。
個室でよかった。


子供達、横浜にホームスティにおいで。
akkoおばちゃんの3兄弟それぞれ、子供の頃ジュニアパイロットで一人で鹿児島に行って、ホームステイしてお世話になったんだよ~。今度は私がお世話する番なんじゃない!!



さぁ、いよいよ薩摩半島にさようなら。
大隅半島へ、出航♪
そう、桜島カーフェリーで桜島のふもとをドライブしながら母の実家の肝付町へ行くのだ。


Goed、初めてのお船で、錦江湾を行く。
たったの3.5km、13分。
水泳得意な人なら泳いじゃう?!







ドカーンなんて音がしないのが不思議なくらいの噴煙が、モクモクモクモク次から次から湧き上がる桜島。
人間なんてちっぽけなものだ。
長渕剛に影響を与えたか?!

ガイドブックにほとんど観光名所が載っていない大隅半島。
でも私、こっちの方も好きだなぁ。
特に肝付町は見どころ満載、私にとってね。
山あり海あり川あり、親戚あり。
次回は肝付町に腰据えて、Goedに自然の中でゆっくりする楽しさを教えてあげたい。
旅人してのスローな時に身を任せる楽しさもね。


さっ、祖母のうちではまたまた宴会です♪
数日後に、私の従弟のHiroが待つ中国に帰ってしまう、お嫁さんのYukoちゃんと息子のKotaくんに初対面!! ずっとメールや電話だけのお付き合いだったから、対面できてうれしかったよ~。


チビ達の
こんなパフォーマンスを肴に
みんなで叔母の料理に舌鼓。




EmikoおばさんとShokoおばさんの怒涛のおしゃべりに、きっとSatocchi、びっくりしたっしょ?


91歳のおばあちゃんに、やっと、旦那と息子を紹介。
おばあちゃん、私がターバンを巻いた人と結婚するんじゃないかと心配していたんだもんね(笑)。
これで証明できたね。

「(akko)働いてないの? まだ若いんだからがんばりなさい」と激励されるわ、Satocchiにおいては、
「この子(akko)のお母さんはね、独り離れて東京に住んでるの。よろしくお願いします」と頭を下げられるわ、
適格なものを言う祖母である、うん。


内之浦ロケットセンターにみんなでドライブ。
ここは、小惑星探査機"はやぶさ"が打ち上げられた場所。
そしてこの銅像は、
「ロケット博士」「宇宙開発の父」とも呼ばれる
糸川英夫博士であります。

生誕100年を記念し、昨年銅像が建立されたんだけど、我が家もちょっぴり協賛金を寄付したのである。
恥ずかしいくらいちょっぴりであーる。
Hiro達みたいに、Satocchiの名前だけでなく、ひとりひとりの名前をもって寄付すればよかったー。
名前が刻まれることって滅多にないことだからして。
次のチャンスは、墓石、かなぁ・・・。


Satocchiお楽しみの、黒酢の里"福山"へ。
つまり、空港へ近づいている・・・、ということでもある。

"桷志田"(かくいだ)では、akkoお楽しみの"酢豚"も食べれるの!!
ここの酢豚、新・どっちの料理ショーで勝利したというから、益々楽しみ♪


その酢豚が、コレだっ!!

・・・なんだけど、とても個性的な味で、庶民な私の味覚には、
実のところマッチしなかった。
ご、ごめんなさい!!
誰に謝ってるのかわからないけど、なんか謝りたい!!





でもね、ここで、たーくさん試飲試食、させてもらって、黒酢の良さや歴史を知ることができました。

鹿児島の方言で黒酢はアマン。
厦門(アモイ)がアマンに訛ったそうな。
江戸時代に厦門の商人達が醸造法を伝えたことによるそうな。

20000ものアマン壺と黒酢の匂いに囲まれて幸せ。
黒酢は、春夏秋冬最低2年、壺の中で、眠りながら熟成する・・・。
ありがたやぁ。
朝晩飲む習慣、ちゃんと続けよう、よね、Satocchi。
"継続は力なり"


楽しい鹿児島の旅も、ついに羽田に向かう飛行機の中。

パパがこっそり用意しておいてくれた新しい電車の図鑑にえらく喰い付くGoed。
4つのシートをフル利用で車をブーン。
寝やしません。

羽田に着くと眠りにつき、
私達は戸塚行きのバス待ちを兼ねて、ゆっくりラーメンを食すことができたのである。



ふと入った"TOKYO AIRPORT RESTAURANT"はちょっとこじゃれたラーメン店。
Goedが食べないと決まれば、もちろん、辛いの注文だ!!
案外旨くて至福の時でした。


怪我も事故もないどころか、むしろ楽しいことだらけの怒涛の3日間。
ご協力いただいた鹿児島の親戚のみなさん、opa en oma、私の母、ありがとうございました。
そして、Satocchi en Goed、また旅に出よう。



芋焼酎のグラスで飲むお湯割りは最高♪
旅の余韻に浸る小道具。







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