2014年12月13日土曜日

私も奏でたい『のはらうた』

ストライダーチームの名前を考案中に、Fちゃんが教えてくれた、くどうなおこさんの『のはらうた』。

チームとは名ばかりの"Teamとんぼ"でございますが、由来は、この『のはらうた』の中に、あります。

"めだかおどり"という詩。
詩っているのは"ぐるーぷ・めだか"のみなさん。

『のはらうた』の版画版は、ほてはまたかしさんのお仕事。
この版画が、またいいのだ。

ほてはまさんによる、のはらうたカレンダーが毎年出ているらしいね。
これ、ほしいなぁ。




Fちゃんの影響で、私が初めて借りた『のはらうた』は、
『版画 のはらうたⅤ』。

私達に語りかけるのは、いや、独り言をつぶやいているのかな、そんな彼らは、野原のうさぎ、海の上のくじら、クヌギ林、宇宙のあっちからの流れ星、海の空に浮かぶクラゲ、切り株達である。

その声を聞き取るのが、くどうなおこさん。

こんな風に動物界や自然界のみなさんのつぶやき、叫ぶ声を聞き取れるなんて、すてきだなぁ。











「いっしょうけんめい」こうさぎきょうへい

野原に佇んでいるうさぎを見て、はたしてくどうさんのように妄想できるかな、私。

そのうさぎの名前が「こうさぎきょうへい」さんで、彼がちょうちょやありんこの一生懸命さを垣間見てうれしくなり、自分は想い人に会いたくなって一生懸命駆け出したって。

くどうなおこさんの感性の強さに、脱帽です。
そんな感性のない私は、くどうさんの感性に頼って詩を読んで、自然をもっと身近に感じることができるんだ。

それでもいいよね。
世の中みんなが詩人だったら、詩集って、売れないもんね。







「ひかりのわ」くじらいさお

くじらが御日様を見上げてこう歌う。
「おお おひさまが おおぞらを ぐんぐんあるく
 われら くじら うみのうえ」

御月様を見上げれはこう歌う。
「おお おつきさまが よぞらを しずしずとおる
 われら くじら うみのうえ」

御日様と御月様への感謝を歌う。
「ちきゅうをひかりのわでむすぶ 
 おひさまとおつきさまにまもられて
 われら くじら うみのうえ
 うちゅうのふところであそぶ」

私も同感!!
御月様とお日様、ありがとうございます。




「くぬぎ・じかん」くぬぎみつひこ

春夏秋冬、くぬぎの林は命を回す。
千年、万年、百万年、クヌギの林は命を回す。
時間が静かに流れて過ぎる。

人間の寿命は80年程。
くぬぎの林は千年、万年、百万年、慌てず急がす成すがまま。

私の体にも、くぬぎ・じかん、取り入れたいな。




「いしゅんのほし」ながれぼしとしひこ

流れ星のことを、「一瞬の輝く暗闇」、「一瞬の輝く一直線」って表現。
インパクトある表現だ。
すごい。


人生の中で、流れ星を見たことって数えるほどしかないけれど、もしこれから見ることがあったら、こんな風に、思えるかな。
この詩のこと、想い出せるかな。
"Teamとんぼ"のこと、思い出せるかな。

「うみとそら」くらげはるお

くらげが想う。
自分の住む海の中を"そら"に見立てる。

こんぶは林。
さかなは鳥。
じゃ、自分はなにになろうって。


くどうなおこさんの感性、豊かだなぁ。
くらげ、本当にそう思ってるかもしれないなぁ。
「きりかぶのねがい」きりかぶさくぞう

私も"きりかぶ"に、なりたい。
私にも、そんな役目があって、そう願いながら生活したい。
この詩、胸に刻んでおこう。


きりかぶさくぞうの妹
きりかぶakkoより







0 件のコメント:

コメントを投稿