2014年7月18日金曜日

横須賀で芸術とネイビーバーガーを頂きます

ずっと行ってみたかった。
横須賀美術館。
というか、美術館周りの散策路

美術館周りだけを楽しむつもりでいたのだけど、7月12日から、"こどもと美術を楽しみたい!キラキラ、ざわざわ、ハラハラ展"が、始まった。

コレ、イイネ。

いざ横須賀へ。
私の楽しみは横須賀美術館。
Satocchiは、足を伸ばして、ネイビーバーガーを胃袋に収めるためにゆく。
Goedは…。
Goedは、どこに行っても、楽しみを見つけられる、不思議発見王子ですから、大丈夫。

横須賀美術館。
もう、乗っけからすてき。
車から見えたその美術館は、芝生の広場の奥に建っていた。
白とガラスの外観だ。

案内表示も、スッキリかわいい。




芝生には、なにやらトンネルがある。

Goedは興味津々。
中にある傘を広げる。
トンネルにも、傘にも花の形の穴が開いてる。

何を楽しめばいいのか、答えがあるのかもしれないけど、何かを感じたら、ソレモ、答えかと。


でも、後日、確実な正解を知ってしまった。
それは、太陽の成せる技ナリ。
花の形の光が傘にも大地にも降り注ぐようだ。
本日は曇天ナリ…。


広い芝生は、好きに遊んだり、お弁当を食べたりしてもいいんだって。

目の前には海、背後には美術館、そして山が迫る。
美術館の展示室に入らない限りは入園料はかからない。
つまりここに、お弁当を食べに来るだけでも、いいわけだ。

ついでに言うと、美術館の屋上から続く森の散歩道なんかも無料だ。

チケット売り場のホールには、今度はおっきな黄色い傘。

今思った。

支えになるのは持ち手と土台の接点のみ。
バランス、難しかろうて。



あーっ、スタンプだ!!
今日は持ってきた、持ってきた。
押そう、押そう。


かくして、記念すべきスケッチブック1ページ目を飾ったのは、横須賀美術館の"キラキラ、ざわざわ、ハラハラ展"となりました。





白い壁に映像が映し出されたり。
ミロコマチコさんの
原画展があったり。

『ぼくのふとんはうみでできている』

図書館に予約、完了。


原画展の部屋の天井には、ミロコマチコさんの絵が、わんさかぶらりんぶらりんこ。
"がそのもり"。
白い本を持ってウロウロする。
画素が降ってくる。

煙突から煙のおうち。
森の中。
寝ているのは、ガリバーさん。

かわいい、不思議。





いよいよ"tupera tuperaのハラハラはらっぱ原画展"に突入。
tupera tuperaさんってば、今をときめく御夫婦絵本作家ユニット。


部屋の壁には100点の原画がズラリ。
部屋の中には怪獣がいっぱい。
最近になって、気になり始めてる『Pooka+』という雑誌。
もう廃刊になったみたい。

先日、荒井良二さんの特集の号を、図書館で借りたんだ。
tupera tuperaさんの特集の時も、あったんだね。

そのPooka+の表紙の原画もあった。




絵ではなくて、貼り絵での製作が特徴なのだね。
ほんとに、かわいいわぁ。
絵がパキっとして見えるのは、色遣いのユニークさも然ることながら、この貼り絵の技法も大きい理由だったんだね。



部屋のあちこちには、怪獣が置いてある。
かぶってよいんだよ。

Goedは、この二つがお気に入り。


すごくしっかりできているので、 ガンガンかぶれるんだけど、重さ、大きさ、バランス、子供にはちょいと無理。
ならば、パパが。
ということには、我が家はなりませぬ。
こういう役目は、私、なのです。











折角なので、常設展も見てみる。
目と心の保養。
Goedには、まだまだ、何が何だかわからないようでございました。
だって、両親にも、「はて??」、なこともよくありますからね。

屋上に出てみる。
まずは、無料の望遠鏡をのぞく。

ココ、"恋人の聖地"だって。
景色のキレイな場所で、結婚式もするみたい。

でも、あたしゃ、こういう枠付けに引いちゃうわ…。
枠を付けて、付加価値大か。
枠が無いから、価値があるのか。

さぁ、どっち。

それはそうと、屋上は気持ちいい。
ちょこちょこと、ベンチがある。

パパはベンチに座る。
Goedは何往復も、走る。

人工的な屋上を取り囲むのは、観音崎の森







屋上から散策路が伸びる。
丁度よく、自動販売機があって、男共は、休む。

私は山の斜面に見え隠れするハイキングコースに行ってみたい。

するとどうでしょう。







男共、「いってらっしゃ~い」と、お見送りをするではありませんか。

チッ。




こんな鬱蒼とした樹木、嬉しくならないのかね、あの人達は。
あたしゃ、誘われちゃうよ。

こんな分かれ道、ワクワクしちゃうよね。

私の選択は、未知の世界が待っていそうな右の登り、ではなく、左の下り。
下で、男共が待ってるさかいに。

紫陽花なども、こんなにキレイ。

"谷内六郎館"にも入ってみたよ。
週刊新潮の表表紙を、創刊号から25年間描き続けたのだそうだ。
誰もが見覚えのある、子供と日本情緒中心のイラスト。
今は、「こどもの一日 ~朝起きてから寝るまで~」が開催中。

その説明がよくってここにコピー。

「子供というものは、朝起きると身支度をし、友だちと楽しそうに登下校をし、放課後も思い思いに遊びます。夕暮れになって家に帰ってからも遊びつづける子もいれば、宿題をしたり、銭湯へ行く子もいます。そして、充実した一日を過ごした後は、眠りにつき、夢の世界へ。当たり前のような一日ですが、谷内ならではの目線で切り取られた子どもたちの日常には、子どもが持つ純粋で繊細な感覚がうまく描き出されています。夕暮れ時の心細さ、るす番をしている時に、心にひろがる不安と寂しさ、迷子になった時の怖さと焦りなど、谷内は、誰しもが経験したことのある感覚を、見立ての手法を使いながら自然に、違和感なく描写しています。 」

そこ描かれているのは、私の時代よりも、もうちょっと前の子供達。
生活雑貨や電化製品なんかが、時代を感じるけど、でも、子供の心は、いつの時代も変わらないようで、すごく、共感。

図書館に谷内さんの本、早速予約☻

ここにいる、ヤンチャ坊主。
谷内六郎館のガラスの仕切りに気付かず、気持ちの良さそうな外に出れると思って突進。

「ドンッ」







おでこをぶつけて大泣き。

ピッカピカに磨かれた気持ちの良いガラスが、Goedにとってはとんだ裏目に。

谷内さんならどんな風に、この子供、描いていたかなぁ。


芝生の広場はやっぱり気持ちいい。

下り気味の緑の芝生、
上がっているかのような広く青い海、
海とは違う青色の空、
おっきな外国貨物船がポッカリ浮かぶ。

そんなキャンバスをバックに、父子はここでも、相撲の稽古かい。




ミュージアムショップでは、いつも、オリジナル商品を探す。
ここにも、あった。
ここでもトートバッグを買ったと言ったら、Satocchi、怒るかな、いや、呆れるな。


私達がここを後にしようとしていた時間はランチタイム。
美術館併設のレストランが満席。
テラス席も気持ちよさげ。
テラス席で親達は語らい、子供達は芝生で遊び回ってるって図を見、これはアリだなと!!
このレストラン、もしかしての、私達が知らないだけの、人気レストランなのでは…。


私達の本日のランチは、揺るがないプランがありんす。
"横須賀ネイビーバーガー"でやんす!!


横須賀港を横目に走り、車はダイエーに止め、ドブ板通りを歩き、横須賀ムードを高めたところで、"TSUNAMI"というお店を目指した。
ところが、激コミ。


もうひとつ、目を付けておいたお店、"HONEY BEE"へ行ってみる。

米海軍横須賀基地の真ん前とだけあって、アメリカ人がチラホラ。

店内はまさに、アメリカンダイナー。

お母さん世代の女性達が働いていることが、この店が40年前以上前から創業していることを物語っているね。


←私は、1/4ポンドのエッグ・バーガー。
Satocchiは、1/2ポンドのハンバーガー→。

1/2ポンドっていうのは、227g。
1/4ポンドはその半分の、113g。
写真では伝わらないけど、1/2ポンドのハンバーガーは、かなりデカい!!

これを、すっかりとひっくり返して、一番下のバンズにケチャップやマスタード、はたまたマヨネーズをかけて食べるのが、ココ流。


Goedにシェア率の高いSatocchiのハンバーガーは、結局1/3ポンド。
ちゃんと私もあげたよー、なのにSatocchiからは、ブーイング…。
食べ物の恨みは怖いのよね。

ま、いっか。
ポテトも美味しかったね。

バンズもパテもおいしかったし、トッピングした卵もすごく良い仕事をしてました。



ブーイングには理由があったのよね。
昨日、偶然入ったハンバーガーレストランに、サービスにも料理にも熱を感じられず、Satocchiは不完全燃焼だったのだ。
だから、今日の横須賀のネイビーバーガーが、彼にとってのリベンジだったわけ。
昨日とは比較にならない旨さと熱だったから、余計、ブーイングだったわけ。


目にも感覚にも胃袋にも大満足な、横須賀遠足でした。



2 件のコメント:

  1. 横須賀美術館!
    我が家も好きな場所だよ〜♡
    そうそう、あのレストランってば美味しいんだよ!

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  2. お主らもか!!
    somaの持ってる『パンダ銭湯』の原画もあったよ~。
    やっぱりか、あのレストラン…。
    今度一緒に行けたらいいのぉ。

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