2014年7月2日水曜日

岩手を旅して大きくなる①-プランニングと出発-

6月9日、Goed、無事に3歳になった。
大きな怪我も病気もなく、喜怒哀楽を満々に感じながら、ここまで過ごせた。
Goedの生命力と、Goedを取り囲む皆さんのサポートと文明に、感謝。

1歳の誕生日は会津、2歳の誕生日は秋田と旅をした。
3歳の今年は…。

"三陸"。

被災地で、漁業、農業、販売業、サービス業、運輸業など、復興に頑張っている方々の尽力を、旅人して受け取りたいと、Satocchiと考えた。
被災者のみなさんが、精神的にも体力的にも経済的にも、必死で立ち上げた事業の供給に支払いをする。
私達が旅をすることで発生する、ちっちゃなちっちゃな経済で、少しでもお役に立ちたい。

震災後、大したお金を送れたわけでもなく、現地へ復興作業の手伝いに行けたわけでもない。
何かしたい。
今できることのひとつは、そういうことじゃないかと、思った。

この狭い日本の同じ土地にいながら、未曾有な甚大な被害を受けたその場所を、私達は映像でしか知らない。
3年も経過してしまったけど、この目で見て来よう。


三陸のどこへ行くか検討していた3月、三陸鉄道南リアス線が、4月5日に全線開通するというニュースを見た。
「南リアス線に乗ろう」
そこから旅のプランニングはスタート。

旅の初日6月7日土曜日は、釜石線を走る"SL銀河"の、下り釜石行きが走る日だという情報も入る。
「SL銀河に乗ろう」

3月11日付の朝日新聞で、陸前高田にあるホテルの従業員の女性の声を読む
"キャピタルホテル1000"のことを知る。
「1泊は陸前高田のキャピタルホテル1000に泊まろう」

ここまで来ると、ルートが決まってくる。

6月7日土曜日
東  京→新花巻 (東北新幹線はやて)
新花巻→遠  野 (SL銀河)
遠  野→釜  石 (釜石線)
釜  石→大槌町三陸花ホテル (ホテルの車)

6月8日日曜日
ホテル→大槌町役場→釜石 (ホテルの車)
釜  石→盛  (三陸鉄道南リアス線)
盛   →大船渡キャピタルホテル1000 (レンタカー)

6月9日
ホテル→一ノ関 (レンタカー)
一ノ関→東  京 (東北新幹線はやぶさ)



プランニングファイルは、オランダ時代から使っている、いつものこの赤ファイル。

参考にした本は、『三陸人』(英治出版)"。










いよいよ出発当日。
誕生日まであと二日。

5時半に家を出るべく、4時半にGoedを起こす。
「はやてに乗る人は起きて~」
(ムクッ)
「はやて、のるよっ!! きがえるっ!!」
全く寝起きのよいお方です。

東京駅で朝ごはんを買い込み、はやてに乗車。
本日のTシャツは、後程SL銀河に乗るので、OJICOの機関車柄。
背中は東京駅です。



買い込んだ朝食は、美味しそうなドイツのパンと、崎陽軒の炒飯弁当と、全国の御当地グルメ弁当。

どれもこれも、大当たり!!








はやては、新花巻へと向かってひた走る。

さぁ、旅は始まった。
おっきくなって、帰って来よう。





0 件のコメント:

コメントを投稿