2014年3月10日月曜日

いま熱海、大事な時間①

熱海へ1泊旅行と、あいなりました。
サンドイッチを作ってでかけました。

ベビーカーとスーツケース、昨日の雪掻きのお陰でスムーズに。
先の方は、その先その先の尽力のお陰様で、ゆけました。
雪掻き。
世のため、ご近所さんのため、自分のため、うん。


あの有名な温泉地、熱海。
戸塚から在来線でたったの1時間。

たったひとつのプランだけ。
"戸田幸四郎美術館"
あとは行きあたりバッタリで行きましょう。


ツナときゅうりのサンドイッチ。
レタスとソーセージのホットドック。

こんな朝食を東海道線でするために、向かい合い車両を選ぶ。

このランチバッグはワックスペーパーでできてるの、かわいいよねぇ。

私は、テンションが上がる。



Goedは、藤沢で小田急線を見てテンションが上がる。
指をさして言う。
「kodaiとrickyとsomaと、のったねぇ」

ふーん、ちゃんと江ノ島水族館のこと覚えてるんだね。
確かに、いっつも、そのメンバーで小田急線に乗りかえて行くもんね。

熱海に近づくにつれて、雪がどんどん消えてゆく。
やっぱりみかんが特産の土地だけあって、あったかいのだよ。

あっという間に目的地の熱海に到着。
まずはコインロッカーに荷物を入れる。


コインロッカーのお隣さんに、モノクロカラーのちょっとオシャレなデザインの、"熱海ブランド A-PLUS" を発見。

あとでバスの中でじっくり見ようと、Vol.1~3のパンフレットをもらっておく。
これが、よき出会いになったことはまだ私達は知らない。





コインロッカーに荷物を預けたあとは、戸田幸四郎美術館行きのバスのチケットを購入。
バスでの支払い不可、あらかじめバスセンターでチケットを購入とのこと。

購入前に通りがかった洋食屋さんの看板がレトロで、とってもかわいい。
これも、あとあと、この旅を盛り上げることになることを、私達はまだ知らない。




10時40分発のバスに乗る。
40分程の乗車。
ぐんぐんぐんぐん、山をのぼる。

ものすごい急勾配。
クネクネ道。




こりゃぁ、車で来るよりバスで来て正解だったかも?!

山の中に、戸田幸四郎絵本美術館はありました。


戸田幸四郎さんの絵本って、ちっちゃな子供を持つ親御さんなら、見ればきっと、「あぁ、この絵本の作家さんね」ってなるはず。

赤ちゃんや幼児向けの絵本や図鑑から、宮沢賢治や太宰治などの作品を絵本にしたりとスタイルは幅広い。

Satocchi曰く、いや私も思ってしまうけど、赤ちゃん向けの絵は、ちょっと、ディック・ブルーナにかぶるのが、私達ド素人の目。

それはさておき、戸田さんの自然観察力は素晴らしい。
今は鉄道まっしぐらなGoedだけど、少しでも昆虫に興味が出てきたら、今回購入をグッと堪えたあの本を、買うとしよう。

美術館には、絵本に出てくる挿絵の原画がたくさん展示されており、絵本の中ではちっちゃな挿絵でも、原画として額に入ると、一枚一枚に魂とセンスが感じられ、それらを見ることは、それはそれは楽しかった。

美術館の建築デザインから内装、調度品、カフェメニューなど全て、戸田さんがデザインしたのだという。
ちっちゃな美術館だからこそ、戸田さんちに遊びに来たという感覚でいれば、十二分に満たされる。


積雪のためお庭には出れず、またいつか、リベンジがてら遊びに来なくっちゃ。

お庭もなんだか楽しそう。


高台にあるから、木々の向こうに海が見える。
ガラスの向こうの、戸塚とは桁外れに異なる景色に、父子、しばし、恋人同士になっちまう。


トイレの表示、掃除道具入れの表示、公衆電話の表示、いちいちかわいい。





1日に5本しかないバスに合わせて、カフェでランチといたしましょう。



もちろんメニューもかわいいです。






大きく取られた窓の向こうは、山あり海ありの現実離れした景色。


カフェを彩るインテリアと景色がすてきです。






子供用の取り皿まで、かわいい。



このスプーンがとっても使いやすかった。



ハヤシライスにカレーライス。

どちらもすっごく美味しい。
カレーライスは特に、複雑にスパイスが絡まっててる感じ。

どちらも大盛りにしてもらって3人で分け合う。



地元のみかんのジュース。

ホットのみかんジュースってどんなもんかなって飲んでみる。
これ、体があったまって、甘さも増してる気がするぞ。
美味☻






こんなかわいい蝋燭立て、私も欲しいな☻

でも非売品。

戸田幸四郎さんはカエルに思い入れがあるのかな。

庭の噴水もカエルだし、カエルを題材にした絵本もあるのだ。




ノートが置いてあったので、あんまりこういうの書く方じゃないんだけど、Satocchiに促されて書いてみた。

何か戸田さんの絵を描きたくて、展示作品を再度物色。
『あいうえおえほん』の「ひ」のイラスト"ひげ"、コレだな。
かなり上手に描けました。
はぁ?!



バスの時間までは、今少しありますな。
ビデオコーナーの絵本のビデオを観に行くとしよう。

さっきは『走れメロス』だったから、次は何かな、ワクワクさん。
・・・。

よっぽど御縁があるのでしょうか。
数あるお話が回り回って、再び『走れメロス』でありました。
しかもクライマックスってところで、なんともタイムリミット。

「ハショれ、メロス!!」



13:50のバスを、逃すわけにはいかないからね。
「走れオレラ」

バスは別荘地帯をくまなく回って熱海駅に戻るのに、そうさね、1時間程乗っていたのかな。

熱海というリゾート地の底力を見せつけられたわ。
私の知らない世界を垣間見た感じ。




愕然とした、別荘の多さに。
世の中には、別荘を持てる人がこんなにもいるんだね。

ふーんだっ!!



別荘なんか持てなくったって、幸せたっくさん、見つけてやる!!


熱海駅に戻ってくると、熱海散策の開始。
ここで役に立ったのが、熱海に降り立ってすぐに見つけた"熱海ブランド A-PLUS"のパンフレット。
この中で気になるお店、歩いて行ける範囲のお店を目指しながら、散策してみることにした。


"岸浅次郎商店"
七尾たくあんが有名。
でも我が家にとっては、大根の黒豆しょうゆ漬けと長芋のわさび漬けが絶品。

お買い上げしたら、お茶とお菓子を頂きました。
不意なことで嬉しい出来事。




御懐紙が東海道五十三次、ココに、ビビビ。
欲しい。
東京江戸博物館のミュージアムショップ、かなぁ。



"釜鶴"の自家製アンチョビ。
品切れ中、すごい人気みたい。
ラベルもかわいい。
欲しくなる。


"一楽"
和菓子屋さん。
ここはショップカードがかわいかったよ。





"山田屋"の女漁師の多賀わかめ。
これは本日売り切れ。





お店を探し歩くことで、熱海の街をくまなく見て回れたような気がするよ。






温泉地らしく、路地に温泉が湧き出てる。



消火栓のマンホールの蓋がレトロかわいい。









駅前の"CAFE AGIR"の看板にそそられる。
メニューが迫真の相関図。

こんなパフェ食べたいってパフェ。





あたみ桜で有名な糸川遊歩道を歩いてみる。
2月なのに、ここは桜が満開だ。
桜先取り☻







『金色夜叉』に出てくるワンシーン。
男である貫一が、女であるお宮を一蹴りするという事態が熱海の浜で起こる、この小説。

私、まったく内容を知らない。
「あぁ、貫一さん、ごめんなさい」





仲見世通り商店街のレトロかわいい看板が気になってしょうがない私。
大阪新世界商店街のポスターに匹敵する、商店街への愛情を感じる。



商店街の脇道に、こんな一覧ポスターがあるのをSatocchiが発見。

この看板、"アーティチョーク"という会社が手掛けていることもわかった。

仲見世通り商店街、洒落てるわぁ。

結構熱海を満喫してる!!




でもホテルのシャトルバスにも乗らなくちゃ。

バスは海岸線を走る。
もう、暗くなり始め、灯りがきれいに見えてきた。
この時間が大好き。

今宵の宿は、"後楽園ホテル"。
デッカーいホテルだねぇ。


温泉に入って、きれいサッパリ。
ジャグジーみたいなお風呂が私、気に入った!!
寝そべって、ずーっと浸かってられる・・・。



夕食はバイキング。

飲み放題プランにしておいたので、ビールの後は、お皿にアテを盛り合わせて、大好きな日本酒。

至福の時☻


バイキングはメニューも多く、地元の食材も多くて、よかったな。



子供連れへのやさしさが、あちこちに見える。
バイキングにはキッズコーナーがあったり、スタイあり、離乳食あり、しかも離乳食は湯銭にかけられるようになってたよ。

子供用の甚平さんや歯ブラシセットなんかもあったね。




お部屋に戻ると、Satocchiがコンビニで見つけて買っておいてくれた、地元の丹那コーヒーを頂く。

お部屋で呑み直しがいつものスタイル。
お酒も買っておいたんだけど。
お布団でゴロゴロしてたら、みんな、寝ちゃったんだったね。





みんな元気で今日の幕を閉じたんだから、
OKさ。

明日も楽しむための睡眠の始まり。








「邪魔しなでネ、いま熱海、大事な時間」









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