2014年3月3日月曜日

『クリスマスのまえのばん』クレメント・C・ムーア作

スマイルキッズに、いつも、絵本の読み聞かせに来てくれるTさん。
今までに数々の絵本を読んで聞かせてくれ、紹介してくれた。




もう去年の話になるけど、クリスマス会の日に読んでくださった本の1冊は、『ぐりとぐらのおきゃくさま』。







この日は、クリスマスに関する絵本をたくさん持参して下さって、自由に閲覧できるように並べてくれた。

全ては、Tさんの自前。



その中に、非常に私が特に惹きつけられた絵本があった。

『クリスマスのまえのばん』
クレメント・C・ムーア作 ウィリアム・W・デンスロウ絵

絵本の装丁が特徴的。
布張りなのだ。

Tさんとこの本について、おしゃべり。
「デンスロウの『クリスマスのまえのばん』は、もう売られてないと思うけど、いろんな作家さんの挿絵の絵本が出ていて、それらを見るのもいいですよ」


そう聞いて、おうちでインターネットでチェック。
うん、なるほど!!
あるある。

そんな予備知識を持って、だけど、そんなことは忘れて図書館へ。


偶然です!!
目の中に飛び込んできた。

もう2月、別に特別扱いされてたわけじゃないんだけど。

あの時見た、デンスロウのものと、縦長の、ロジャー・デュポアザンが描いたもの。

すかさずこの2冊を懐へ。
今日、借りる!!



待ちきれなくて、帰りのカフェで、じーっくり読ませて頂きました。
比較しながら読むの、楽しい♪
左がデンスロウ、右をデュポアザン。



裏表紙。
はじまりはじまり。

それぞれに、ドキドキするね。








子供達がベッドでスヤスヤおねんねしてる。
お布団がかわいいこと。

絵本に出てくる子供部屋を見るのが、好き。








パパは帽子をかぶって
ママはスカーフを巻いて
寝ていると・・・。








外で音がする。

ベッドから起きて窓を開けて
外を見ると・・・。








トナカイを従えてソリにのった人が月に浮かんで見えた。










煙突を降りてきた。
その人はサンタクロース。








プレゼントを置き終わると、
パイプの煙で輪っかを作り・・・










パパにウィンクをしてみせ、
煙突の中へ消えていった











ソリに乗り込み月夜の空を飛んでった。
次のおうちへ行くんだね。














Happy Christmas!!








1823年にN.Yの新聞に掲載されたこの「A Visit From St. Nicholas (聖ニコラスの訪れ)」、後にタイトルが変わり、『The Night Before Christmas』つまり『クリスマスのまえのばん』という詩が、"クリスマス"や"サンタクロース"のイメージを確立させたそうな。

絵本作家さん達、こぞってこの詩に挿絵を描きたくなったんだろうね。
クリスマス絵本は、絵本の醍醐味でもあるもんね。

私はこの2冊を読み比べたけれど、どちらにしても、目も心も、ワクワクさせる絵本だった。
というか、ドツボの絵本だった。


季節外れ、それもヨシといたしましょう。
あぁ、とはいえ今度は、是非クリスマス前に、Goedと読みたいものだ。







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